2011年04月16日

ピラミッドプリンシプル

ピラミッドプリンシプルとは、課題を構造的に分解してわかりやすくするために用いられる考え方です。

ロジックツリーとかイシューツリーとも呼ばれています。

マッキンゼーのバーバラミントが最初に構築し、その後、今日でも分析コンセプトの基礎として定着しています。

この論理構造のキモは、大きなメッセージを伝えること。そのあとに、それを構成する要素を伝えることです。

これにより相手にメッセージをスムーズに伝えることができます。

ピラミッドプリンシプルは図にして考えると、より頭の中が整理できます。

要領は、まず、最初に解決したい課題や主張を書きましょう。

次に記入した課題や主張の下に、それに対して生じると思われる疑問に答えるメッセージや理由を書き込みましょう。

必要に応じて、さらに裏付ける情報をその下に書くのです。

繰り返すと、ちょうどピラミッド(ツリー)状の論理構造が出来上がりです。

コンサルタントの方には、とても馴染み深い基礎技術なのです。

もっと詳しく知りたい方は、書籍が出ていますのでお読みいただければと思います。

[新版]考える技術・書く技術 バーバラ・ミント著 ダイヤモンド社です。
ラベル:診断士 資格 理論
posted by ネット田中 at 16:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月06日

AIDMAとAISAS

消費者は、広告を見た後、購入へたどり着くまでに、いくつかの心理的プロセスを経ます。

その心理プロセスを示したのがAIDMAとAISASです。

まず、AIDMA(アイドマ)は、Attention(注意)→ Interest(関心)→ Desire(欲求)→ Memory(記憶)→ Action(行動)の頭文字を取ったものです。

アメリカのローランド・ホールが提唱した「消費行動」の仮説で、商売の基本としての消費者心理のプロセスをモデル化したもので、広告宣伝に対する消費者の心理プロセスを示したものです。

次にAIDMAに代わるモデルとして登場したのがAISASです。

AISAS(アイサス)では、サーチ(検索)→アクション(購入)→シェア(情報書き込み)となっています。

つまり、AISASでは、現在の消費者は興味を持ったらすぐに検索して口コミやレビューを探して評判や使用者の感想を確認しにいくとしています。

そして、結果、自分が納得したら、購入し、その使用感をブログなどでシェアすると言った訳です。

まさしくネット時代の消費者心理プロセスと言えそうです。

ところで、このAISASを発表した会社はどこだと思いますか?

日本の広告代理店の電通でした。
ラベル:診断士 資格
posted by ネット田中 at 14:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月16日

PPM

PPM分析は、中小企業診断士の資格試験の勉強には必ず登場するビジネス理論です。

有名なボストン・コンサルタント・グループが開発した事業ポートフォリオ分析の手法です。

PPMは、プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントの略称で1960年代にアメリカ企業が巨大化または多角化する中で生まれた考え方なのです。

古典とも言えるこの手法が今でも立派にバイブルとして利用されているのです。

このPPM分析を簡単に説明すると育成すべき事業か撤退すべき事業かをお金の流れから説明しています。

市場成長率もシェアが高い事業を「花形」または「スター」と呼びます。(呼び名も面白いですね)

でも、このスターの事業は、あまり儲からないのがミソなのです。

売上も大きいが開発投資も大きいからです。

一番儲かるのが、市場成長率が低いがシェアが高い事業です。「金のなる木」と呼びます。

市場成長率が高くシェアが低い事業が「問題児」で、育成か撤退かの悩みどころです。

最後に市場成長率もシェアも低い事業が「負け犬」です。

今まさに、企業は、選択と集中を実践しています。

これは社会的なロスを減らすと言う意味でも良い傾向なのです。

1企業が全てを独占すのではなく、強みのある分野で各々シェアしていくんですね。

ただ、実際の経営では、社会貢献や環境問題など他の要素も加味して意思決定されるのは当然のことと理解すべきです。

ラベル:診断士 資格
posted by ネット田中 at 13:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月21日

プロスペクト理論と投資

人は、常にリスクを回避しながら生きています。

ですから、損か得かの勘定で意思決定されるのではなく、感情に左右されるのです。

それが、アメリカの経済学者のダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーという人が提唱した、プロスペクト理論です。

投資の世界では有名な理論で人がリスクを伴う選択肢の間でどのような意思決定をするかを説明しています。

例えば次の質問に答えてください。

質問1
A : 1万円 必ずもらえる。
B : 2万円 もらえる。 ただし、40%の確率で1円ももらえない。

経済学でいう期待理論では、Aが1万円でBが1万2千円ですから、合理的に考えればBを選ぶべきなのですが、現実の行動を見ると多くの人は、Aを選ぶのです。

勘定より感情が優先されて1円ももらえないリスクを回避するのです。

ついでにもう1問です。

質問2
A : 1万円 必ず支払わないといけない。
B : 2万円 支払う。 ただし、40%の確率で1円も支払わなくて良い。 

さて、貴方ならどちらを選びますか?

質問1同様、損得勘定では、Aを選ぶべきなんですね。

でも、大多数の人は、Bを選びます。

冷静に質問1をB、質問2をAを選び行動できる人は、投資の世界に向いていると言えます。

大多数の人が投資で儲けられないのも、うなずける、プロスペクト理論の紹介でした。

posted by ネット田中 at 15:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月26日

ストローク経済

心理学理論の交流分析でクロード・スタイナーという人が提唱した法則です。

スタイナーは、アルコール依存症の患者がどんな家庭環境に生まれ、どういう育て方をされたのか調査し共通項目を法則としてまとめたのです。

ストロークは相手を認めることで、おはよう!と挨拶を来れば気持ちいいですね。

反対に、ディスカウントと言われる、禁止、批判、無視は嫌な気もちになりますね。

ストロークは心のご馳走で、廻りまわって、必ず自分に帰ってきます。

家庭の中でも、会社の中でも、社会コミュニテイの中でも、知っていると大変重宝しますよ。

皆さんには、是非、ディスカウントでは無くてストロークの発信を習慣にしてはいかがでしょうか。

暗い時代にも明るい日々を過ごせると思うのです。

posted by ネット田中 at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月29日

サザンと株価

サザンオールスターズの桑田さんも喉頭がんの手術も終わり無事退院したそうですね。

サザンファンの私からすれば、早く現役復帰をと願うのですが、あまりに勝手な願いと反省です。

ところで、行動ファイナンス理論というのをご存知でしょうか。

一言で言うと、人の心理が株価に影響するという理論です。

昨今の超円高株価安も日本国民の微妙な心理を描写してるのかもしれませんね。

この行動ファイナンス理論ですが、天気と株価の影響が有名で、雨や曇りの日より、晴れの日が株価が高いと言われています。

それは、投資家が雨に日は、後ろ向きな気持ちになり、晴れの日は逆に前向きな気持ちになるとのこと。

これは、統計上も有意な結果がでており、この行動ファイナンス理論で説明されています。

ところで、先のサザンオールスターズですが、統計的に見て、サザンの曲がヒットした年は必ず株価が上がるそうです。

情熱的でパワフルなサザンの曲に株価も踊りだすのかな?

日本経済の救世主としてもサザンの復帰を待望するのですが、まずは、桑田さんの安静を願うのです。


posted by ネット田中 at 19:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月09日

ヘッブの法則と生涯学習

カナダの心理学者ドナルド・ヘップという人がいました。

『行動の構造』という本を書いたのですが、我々の習慣や学習について興味深い答えを提示しました。

例えば、外部からの刺激を受けると、脳にある「ニューロン」が発火し、ニューロンの発火が「シナプス」を通じて別のニューロンへ次々と伝達されて最後に「行動」が起こるのです。

これが繰り返されると、伝達効率が良くなり、長期記憶や習慣となるのです。

ニューロンの伝達効率がよくなって、はじめて習慣が身につくんですね。

年を重ねるごとに判断力は増しますが、記憶力は衰えます。

資格学習をはじめ、いろんなものを学習しようという気持ちは、年とともに衰えるのでしょうか。

中小企業診断士の1次試験が昨日ありましたが、毎年、60歳代を超える受験者がいます。

学習習慣は、結して年とともに衰えるものではなく、好奇心豊かに楽しめる人の個性に寄るところが大きいと感じます。

習慣は、よく、印象の強さ(インパクト)×回数と言われます。

印象の強さは、まさしく楽しむ強さだと思うのです。

何歳になっても、楽しく学べる自分でありたいと願うのです。


ラベル:診断士 資格 学習
posted by ネット田中 at 13:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月03日

デフレ経済とゴッセンの法則

経済学で「ゴッセンの法則」というのがあります。

なんのこっちゃと思われるかもしれませんが、ドイツの経済学者でゴッセンという人が唱えた法則で、第1、第2、第3法則の三つがあります。

私たちの身の回りの出来事を理論的に説明する有名な法則で、ほ〜とうなずける法則なんです。

例えば、第1法則は「人は新しい刺激に対して飽きっぽい」という法則です。

お腹が空いた時の最初に食べるおにぎりはおいしいのですが、2個目、3個目になると、1個目ほどはおいしく感じませんね。

これを、限界効用逓減の法則、または、ゴッセンの第1法則と呼んだのです。

恋人と最初の頃は、熱愛していたのが、慣れてきたり、夫婦になると、当初ほどではなくなりますね。

これなんかも、典型例と言えます。

ところで、昨今、デフレが経済低迷の悪の権化のごとく言われていますが、これも、ゴッセンの第3法則があてはまります。

第3法則は、「人は欲しい以上に与えられた分に価値をもたない」という法則です。

いま、日本では、スーパーの食品でも、衣料品でも、物があふれ返っています。

過剰供給の状態なのです。

供給する側の企業からすれば、こんな良い物を、こんなに安く供給しているのになぜ売れないと嘆くのです。

キーは、欲しいものが満たされているかなんです。

満たされているものを、与えられても、人は価値を見いだせないのです。

需要者の欲しいものが何か。

このあたりが低迷経済脱却の答えと言えそうです。

ラベル:診断士 資格 経済
posted by ネット田中 at 19:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月20日

ランチェスター戦略は軍事戦略

経営理論と軍事理論は相性が良いのです。

日本で一番有名なのは、ご存知「孫子の兵法」ですね。

近代になって、初めて戦い方を科学したのが、イギリスの航空工学の専門家のランチェスターでした。

このランチェスターは、第1次世界大戦を通じて、2つの法則を発見しました。

第1法則が一騎打ちの法則と言われ、兵器の性能が同じならば、兵士の数が多い方が勝つという法則です。

当たり前と言えば当たり前ですね。

第2法則が確率戦闘の法則と言われ、強い兵力を持つものが勝つという法則です。

これも当然ですね。

日本で初めて紹介したのが田岡信夫さんという経営コンサルタントで、販売における競争戦略として、このランチェスター戦略を紹介しました。

ですから、日本では競争戦略でこのランチェスター戦略が語られるのが一般的です。

この戦略の最大の特徴は、強者と弱者の異なる立場では、取られる戦略も異なることを説いています。

中小企業の競争戦略で、頻繁にこのランチェスター戦略が登場する理由がこのあたりにあります。

しかも、結構、具体的でわかりやすいのです。

弱者は、局地戦で、一騎討ちで、接近戦で、一点集中で、挑めとあります。

先に中小企業の戦略でと書きましたが、大手企業でも、利用されています。

なぜならば、ある市場では強者でも、別の市場では弱者の立場を取ることがありますね。

孫子の兵法は、経営の哲学として、ランチェスター戦略は、経営を科学した点で今でも広く浸透しているようです。

posted by ネット田中 at 16:09| Comment(0) | TrackBack(1) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月16日

AIDMAの法則と行動スイッチ

AIDMAはアイドマと読み、マーケティング用語なんです。

アメリカのローランド・ホールという人が提唱しました。

この法則は、Attention(注意)、 Interest(関心)、 Desire(欲求)、 Memory(記憶)、 Action(行動)の頭文字を取ったもので、消費者が買いたいモノを知ってから買うまでの行動プロセスを説明しています。

この法則ですが、ふだん私たちが行動を起こす時(または行動したい時)にも応用できる法則なんです。

何かを学んで行動する場合、それが自分にとって価値(または意味)があることを知り、納得したうえで行動しますね。

でも、人は、わかっているけれど行動できない、ときが多々あります。

これは、わかっているようで実はわかっていないか、行動を起こすまでの価値を見出していないからです。

AIDMAの法則は、これをうまく説明しています。

行動できるときと、できないときの違いは、関心度の違いなのです。

禁煙を例にあげましょう。

漠然と禁煙を始めても長続きしませんね。

子供が生まれて、あるいは、病気を経験して、強い関心が高まると、行動に移すことができるのです。

私たちが行動を変えたいと願った時には、興味の範囲を広げるのが一番です。

AIDMAの法則から行動のスイッチが見えてきますね。

posted by ネット田中 at 11:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月12日

ヤーキースとドットソンの法則

アメリカの心理学者のロバート・ヤーキースとJ・D・ドットソンが、ねずみを使った実験で発見した法則を紹介します。

実験では、ねずみに黒と白の目印を区別するように訓練し、ねずみが間違えると電気ショックを流すというものでした。

それで何が分かったかと言うと、電気ショックの程度が強まるに従って正答率が増したのです。

そして、更に強めると正答率が低下しました。

つまり、電気ショックの程度が適度な時にねずみは最も早く区別を学習し、逆に電気ショックが弱すぎたり強すぎたりすると、学習に支障が出ることが分かったのです。

この結果は後に人間に応用され、私たちが実力を発揮するには、適度な緊張(刺激)が必要だということを表しています。

私自身、今でこそ人前でのプレゼンテーションで、あがる、ことがなくなりましたが、若かりし頃は、緊張で声がうわずったり、混乱して支離滅裂になったこともありました。

これは、自分の実力が、その行為の緊張感に耐えうるほど熟していなかったのです。

練習を重ねていけば、緊張感に耐えうるレベルに達して、あがり、を克服できます。

適度な刺激かどうかは、行う内容の難易度によって変わります。

課題が易しい場合は高い刺激で臨む方が良いし、課題が難しい場合は刺激が低い状態(わゆるリラックスした状態)で臨む方がパフォーマンスを発揮しやすいのです。

この法則を参考に、ご自分の傾向を観察してみて、自己管理やパフォーマンス向上に活かしてみてはいかがでしょうか。

posted by ネット田中 at 13:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月04日

偽物とグレシャムの法則

グレシャムの法則は、経済学の法則で「悪貨は良貨を駆逐する」で知られています。

このグレシャムさんですが、16世紀のイギリス国王財政顧問で、1560年にエリザベス1世に対し「イギリスの良貨が外国に流出する原因は貨幣改悪のためである」と進言した故事に由来します。

たとえば、金の含有量の多い小判と少ない小判の二種類が、同じ額面で同時に流通したとします。

この二種類には、通貨としての価値は同じでも貴金属としての価値は違うという、二重の価値が生じていますね。

さてどうなるでしょうか?

人は良貨を手元に置いておき、日々の支払いには悪貨を用いる傾向が生じてしまい、流通するのは悪貨だけになります。

この法則は偽ブランドにも当てはまるのです。

最近では偽ブランド商品が堂々と売られています。

偽物が浸透すると、本物に対する信頼が損なわれ、本物の価値が損なわれます。

偽物は原価が安く、価値が下がって安くなっても利益がでます。

こうして行き着く先が本物の商品が撤退となるのです。

偽物の小判と偽ブランド商品は同じ運命になるんですね。

今から450年前に既にこの現象を予言したグレシャムさんはたいしたものだと思うのです。

ちなみに、繊維質の少ない1万円札の処分にお困りでしたら、是非、ご一報をいただければと思います。

当方にて責任を持って処分いたします。


posted by ネット田中 at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月30日

ピーク・エンドの法則

ピーク・エンドの法則とは、あらゆる経験の楽しいと思う記憶は、ピーク時と終了時の度合いで決まるという法則のことです。

ダニエル・カーネマンというアメリカのノーベル学者が提唱しました。

この人、専門分野は経済学と認知科学を統合した行動ファイナンス理論で、アメリカの心理学者であり行動経済学者なのです。

この理論はビジネスや実生活でも生かされている、とても面白い理論と言えます。

たとえば映画などでも、強く記憶に残るのは、最高の見せ場のシーンと、最後のラストシーンですね。

終わりよければすべてよし、という諺がありますが、確かに当たっています。

他にも実生活の中で事例がたくさんあります。

例えばデートです。

散々なアクシデントだらけのデートでも、最高潮に盛り上がる1シーンと最後の別れの場面で良い印象があれば、それが、全ての記憶となるんですね。

逆も真なりで、どんなに途中経過が良くても、最後を誤ると最悪の印象に代わってしまいます。

ビジネスシーンの例で言えばメールや接待会食、商談交渉などがあげられます。

好印象を残しながら、自分と相手のつながりを強くするには、最後のエンドが大切であり、そのピークには感動を与えるサプライズが必要なんです。

印象が薄いと言われる方や頑張っているのに成果につながらなとお嘆きのビジネスマンの皆さんに提案します。

このピーク・エンドの法則を念頭に置いてコミュニケーションの方法やストーリーを組み立ててみてはいかがでしょうか。

posted by ネット田中 at 12:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月10日

ヒヤリハットの法則

ヒヤリハットの法則とは、ある重大事故の背景には29倍の軽微な事故と300倍のヒヤリハットが存在する、という法則です。

発案者は、米国の損害保険会社の会社員だったハインリッヒさんです。

ハインリッヒさんは、数千件の労働災害について調べ、先の法則を統計的に導いたのです。

その後、製造現場などで、この法則を応用して、劇的に事故や災害を減らしたことから、俄然注目されました。

そのためヒヤリハットの法則は、ハインリッヒの法則とも呼ばれています。

実は、この法則の奥深いのは、事故や災害にだけではなく、成功事例にも例えられています。

つまり、大成功は偶然起きるのではなく、大成功の裏には、29倍の小さな成功があり、さらに300倍の成功に導く行動習慣があるのです。

何か行動を起こした時、すぐに結果として現れなくてもあせってはいけません。

ヒヤリハットがすぐに大事故にならないのと同様に、その積み重ねが大事なんですね。

昔、西川きよしさんが、選挙演説で小さなことからコツコツと、という選挙フレーズを思い浮かべました。

古い。とツッコミを入れた人。

貴方も同類ですね。

posted by ネット田中 at 18:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月05日

直接的内部相互補助

直接的内部相互補助という長ったらしい用語は、マーケティング用語です。

対になる商品の一方を安くしたり、おまけにすることによって、最終的に商品を買ってもらうのです。

消費者の気を引き、お徳感を持たせるマーケティング手法ですが、この応用で様々な組み合わせで販売アップにつなげています。

例えば、最近、お馴染みになったのが、スーツ2着セールです。

1着目は通常料金ですが、同時に2着目を購入すると半額と言った激安で販売するのです。

中には、2着目は1000円と言った信じられない価格を付けるケースもあります。

店側が損をしないのかと心配してしまいますが、ご心配ご無用です。

理由は2つあります。

1つ目が、あらかじめ2着セットで売ることを前提にコスト設計されていることです。

そのためキャンペーンではなく、一年中「2着目1000円」で販売している店もありますね。

では、スーツを1着だけしか買わない場合は、お客が損ですね。

でも、その時は割引クーポンを発行したりしてバランスをとっているのです。

2つ目の理由が販売コストの分散です。

折り込みチラシの広告宣伝費、店舗の家賃や店員の人件費などの固定費は、売れなくてもかかりますね。

1着でも2着でも変わらず固定で発生しますので、販売点数が増えれば増えるほど、1着あたりの原価は下がります。

また、売れ残ってしまえば、不良在庫となってしまうので、低価格でも売れた方がいいのです。

ただ、このマーケティング手法を使ったビジネスモデルですが、初めの頃は新鮮でしたが、最近ではどの店も取り入れられて、百貨店でさえも導入されているため、消費者には飽きられ始めています。

そろそろ消費者ニーズをかきたてる別の新手法が求められそすね。



posted by ネット田中 at 17:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月17日

経営と比較優位の法則

比較優位の法則は、もともとは自由貿易に関して生まれた考え方で、経済学者のデヴィッド・リカードという人が18世紀に提唱しました。

1つの国が他の国と比較優位を持つ製品の生産に集中特化して、他の製品は輸入すると、それぞれの国は、より多くの製品を生産したり消費できるという理論です。

リカードが提唱したモデルでは2国2財1要素を仮定しました。

2国2財はわかりますね。

1要素は生産要素のことで主に労働力をさします。

この比較優位の法則は、2国間の貿易だけでなく、いろんな場面に応用されています。

例えば、経営に関してです。

とても優秀な経営者が営業担当者を雇うかどうか思案中です。

営業力に関しても経営者の方が営業担当者より有能でした。

さてどうすればよいか?

答は、経営者は経営に専念し、営業は営業担当者に任せる、ということになります。

一見すると、経営も営業力も、絶対的に優位な能力を持つ経営者がやればよくて、営業担当者を雇う必要はない、となりそうですね。

そうではないと考えるのが比較優位の考え方です。

経営の仕事に関して、経営者と営業担当者との間には著しい能力差があります。

営業力に関して、経営者と営業担当者との間の能力差は経営力の差ほど大きくありません。

このとき、営業の仕事に関して、営業担当者が比較優位にあると言います。

つまり、時間は有限で、体は一つ、自分でこなしていた営業の仕事を担当者に任せれば、その時間を経営の仕事に回せます。

営業の効率は少し落ちますが、それ以上に経営の効率が高まるので、トータルでの生産性は大きくなると考えるのです。

会社には必要のない人はいません。

その人の比較優位な役割を与えることが経営ではないかと思うのです。

posted by ネット田中 at 15:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月21日

ゼロベース思考

「現状」を考慮せずゼロベースで「あるべき姿」に向かってひた走るのがゼロベース思考と呼ばれています。

As is To be 思考とも呼ばれていて、現状の改善ではイノベーションは起こらないとの立場をとっています。

実はこの思考方法ですが実行に移そうとすると簡単そうで、とても難しいのです。

このゼロベース思考への批判もたくさんあります。

現状の厳しさを直視せず、現実感のない理想だけを見つめている。との批判です。

ゼロベース思考では、これまで蓄積してきた経験やノウハウなども、まずは捨て去ります。

なかには、とても有益なものも含まれているかもしれませんが、そこにとらわれていては、白紙状態からの思考ができなくなるからです。

私たち診断士の基本フレームワークに現状分析があります。

SWOT分析に代表される様に、強みや弱み、機会や脅威を明らかにすることから始まります。

そして、強みを生かし、弱みを補い、機会を受け止め、脅威から逃れる方策を立体的に考えて改革を進めます。

お気づきのように、ゼロベース思考とは正反対の思考なのです。

閉塞感がただよう世の中、そのシンプルな考え方で、もてはやされるゼロベース思考ですが、実は、とてもシビアな考え方と言えそうなのです。

 
posted by ネット田中 at 13:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月22日

ピグー効果

デフレで物価が下がると、手持ちのお金の価値が大きくなります。

それによって消費が増えると、唱えたのがピグーという人で、この仮説をその名をとってピグー効果と呼びました。

現在の日本はデフレの真っただ中にいて、消費が冷え込む、デフレスパイラルに入っています。

では、このピグー効果は、全然、的外れじゃないのと思われがちですが、ちょっと違う見方もあるんです。

確かに日本の総世帯の消費は2年連続減少していますが、60歳以上の勤労世帯では、唯一、消費が増えています。

そもそも、日本の個人金融資産1400兆円の過半数が高齢者の蓄えなのです。

ということで、高齢者のお金持ちには、ピグー効果がある?と言えます。

政府も、景気浮揚策として、高齢者から若者へ金融資産の移動を促そうと、相続税や子供への贈与税を軽くしようとしています。

ピグー効果の波及を見込んでかどうかは、さだかではありませんが。


posted by ネット田中 at 18:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月17日

コンサル・リサーチ

コンサルテーション技法の第1弾として「リサーチ」について取り上げます。

コンサルタントは顧客のビジネスを知る必要がありますね。

リサーチは辞書によれば、「調査」とか「研究」となります。

リサーチの情報源と言えば、伝統的には、企業の年報とか、図書館、雑誌、書籍、各種リサーチサービス(有料)です。

その他の方法を述べます。

企業からの直接ヒアリング、競合相手、その従業員、主催セミナー等々、

これぞ王道というものは存在せず臨機応変、ケースバイケースとなります。

ただ、最近の世相を反映してか、「ネット」というのが登場してきました。

何故かというと、その企業のホームページはもとより、業界団体のHP、監督官庁のHP、その業界雑誌のHP、関連口コミHP等など、大部分の情報が得られます。

当然に、リサーチ方法にも昔と変わりネットを無視した情報収集は考えられなくなりました。

ところで、リサーチャーとしての良い例と悪い例をあげます。

良い例としては、

1.知らなければならないことに絞り込まれている。

2.適切なレベルの詳細

3.顧客への価値と対価(コスト、時間、労力)の均衡

となります。

悪い例は多すぎるので1例のみ、

1.信用できない!(情報源が不明、詳細すぎる、反対に一般的すぎる)

となります。

コンサルタントの一分野、リサーチにも奥深いものがありそうです。

posted by ネット田中 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月06日

業務改善万能ツールのPDCA

PDCAは、計画、実行、評価、改善というサイクルを常に回し続けることによって継続的に業務改善を行う万能ツールなのです。

この考えのはじまりは、ウォルター・シューハートとエドワーズ・デミングというアメリカ物理学者により提唱されました。

Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Act(改善)の頭文字を取ってPDCAサイクルと命名されたのです。

また、提唱者の名前を取ってシューハート・サイクルまたはデミング・サイクルと呼ばれる場合もあるようですが、私は耳にしたことはありません。

PDCAサイクルでひとつ注意点を書かせていただきます。

DOの運用ですが、この段階で修正に気づいても修正してはいけません。

修正しない理由は、Checkの際の基本情報を得るためなのです。

評価を経て改善を行う。

事象によってスピード感は異なれどPDCAサイクルをきちっと回すことが大事なんですね。

日々の仕事をしていく中で常に念頭に置くと良いビジネス理論といえると思います。


posted by ネット田中 at 19:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする