2024年03月21日

AR(拡張現実)技術の産業利用

昨今はよく目にする技術となってきているので、ご存知の方も多いかもしれませんが、ARは、Augmented Reality(オーグメンテッド・リアリティ)の略で、日本語では『拡張現実』と言います。このARは、人が知覚している現実の環境(物や空間)に対して、仮想の情報を重ね合わせる表示技術です。AR技術の産業利用について、技術動向と合わせて紹介します。

1. ARは幻滅期
ガートナー・ジャパン発表の「日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル:2022」
では、メタバースへの期待感が一気に高まる一方で、AR/VR(拡張/仮想現実)は、市場から著しく期待される時期を過ぎて幻滅期にあるとしています。デバイスの進化に後押しされたAR/VR技術も安定普及に向けて進む啓発期にあります。
AR画像1.png
出所:ガートナー「日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル:2022」

2.ARとMR/VRの違い
現実と仮想を組み合わせる表示技術として、AR以外にも、VR(バーチャル・リアリティ)やMR(ミクスド・リアリティ)といった物があります。この中でもVRは、コンシューマ向けのゲーム等の普及で体験したことがある方も多いかもしれませんが、VRは仮想世界に人間の知覚(視覚や聴覚)を没入する事で仮想(バーチャルの)世界を体感するもので、仮想世界がメインとなります。それに対し、ARは現実世界がメインで、現実の画像に仮想の情報を付加するというものになります。

3.AR技術の活用例
AR/VRの技術は、ゲームなどのエンターテインメント分野で特に普及が進んでいますが、技術としてはまだまだ多くの活用領域があります。
(1)作業支援・教育支援
現実の機器にアノテーションを重畳表示することで操作を行う位置やアクションを容易に把握することができる。また、危険箇所への注意喚起などにも利用可能です。
(2)3Dモデル配置
現実の風景にCGや3Dモデルを重畳表示することで、あたかも「そこにあるかのように」に感じられ、見た目やサイズ感、設置イメージを視覚的に把握することで配置検討ができる。
(3)透過モデル表示
現実の物体に3Dモデルを重畳表示することで、内部が透けているかのように見え、分解せずに故障個所を把握することや、内部構造の理解を深めるなど技術教育などに利用することができる。
(4)空間情報表示
現実の空間中に文字情報や矢印、画像などを表示することで、道順や看板、注意書きを仮想的に表示させ、目的地まで安全に誘導する経路案内などができる。

上に挙げているのは用途の一例ですが、AR表示する内容・重ねる対象物など、様々な業種・業務でこの技術を活用できます。その中でも、特に産業領域においては、ARなどのビジュアル化技術の活用度は高く、また効果も出やすい領域です。

4.ARマーカーについて
AR表示するためには基準となる箇所を認識する必要があるため、ARマーカーを使用します。
マーカーには情報を表示する仕組みから大きく3種類に分けられる。
■画像認識型
 カメラで取得した画像を解析し、画像や映像にデジタル情報を付加する方式
■位置情報型
 GPSやスマートフォンの加速度センサーなどから取得した情報と紐づけて、ARを表示する仕組み
■空間認識型
 カメラで取得した空間の情報を解析し、画像や映像にデジタル情報を付加する方式
位置情報を利用したゲームコンテンツや、地図アプリなどでの活用事例が増えていますので目に触れることも多いかと思います。また、各々を組合わせて精度の高い情報として利用する例が見られます。

5.AR技術への期待とギャップ
やっぱり、ARするならスマートグラスでしょ!
これはARを産業利用に取り入れようとする多くの方の意見です。付加された仮想情報を見るときに、スマートフォン、タブレットでは、どうしても両手が塞がり使いづらい。両手フリーのグラスがデバイスの第一選択肢となります。ネット上に登場するPR動画もスマートグラス装着のシーンが多く、イメージ先行の感が否めません。
実際に装着してみると、重いです、画面小さいです、電池が持ちません。など意外とネガティブなコメントが多く登場します。単眼式グラスでは、現物を見る目との視差で慣れるのに苦慮します。両眼式グラスでは、目の前に付加情報が表示されて、歩きながらの作業には向かない。人間の知覚によるところですので、個人差も大きいと見られます。こちらは、スマートグラスの今後の機能改善に期待したと思います。
AR画像2.png
出所:マイクロソフトHP https://www.microsoft.com/ja-jp/hololens/apps

6.ARの産業利用例
産業利用例を一つ紹介します。
国土交通省の排水機場点検業務にヘッドマウント型のスマートグラスを装着し、設備点検業務にARが利用されています。ポンプ設備の点検を実施する際、排水機場の光景に付加情報(ホログラム)を重ね合わせて表示します。正確な点検箇所を把握し、点検結果を入力する。紙やタブレットを使うよりも安全に点検でき、施設情報を熟知していない作業者でも容易に点検できるなどのメリットもあります。
AR画像3.png
出所:クボタHP https://www.kubota.co.jp/news/2024/management-20240208.html より
ラベル:AR/VR
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2024年02月08日

メールは届いて当たり前

何時頃からかメールは通信キャリアのWebメールを利用しています。

いろんなデバイスでどこでも見れるからで、面倒な設定もいらず、当たり前のように。

そのなかでメールが届かないことも。

多くは迷惑メールフォルダに入っていたり、フィッシングメールと自動判定されたのでしょうね。

今まで届いて協会会員向けメールも。

判定アルゴリズムも進化しているようで、

発信元フリーアドからBCCで多数の宛先へ送信するとチェックがかかりやすい等。

変わったところで、Outlookで送信したZOOM会議案内メールが本文無しで.icsファイルが添付されるケース。

最近、こんなニュースが、

GmailやYahooメールがガイドラインを変更しました。

メール送信者側が守れないとどうなってしまうか、ブロックされたり迷惑メールフォルダに分類されます。

迷惑メール対策としてのガイドラインですので批判されることはありませんが、メールは一つの通知手段から届くことを前提とした社会インフラになっています。

もっと周知されても良いのでは思いつつ、自分事ととして記事にしました。

対応済みか確認してみます。

posted by ネット田中 at 09:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士のIT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月08日

お試しChatGPT

ChatGPTを試してみました。

いろんな解説を聞くよりも試し見るのが一番ということで、ポータル画面へ


ブログページなんですね。

Try ChatGTPボタンからGoogleアカウントでサインアップすると、すぐに利用開始。

トラブルは初回のみ、ブラウザの翻訳機能をオンにするとエラーとなるようでオフに。

検索窓から日本語で入力すると日本語で回答が返ってきます。

早速、いくつか入力すると、数秒のタイムラグがあって返信が、、

ご支援先の江戸前寿司店の質問にも、、、

すごいOpenAIさん

AIが黎明期経て成熟期?に向かいつつ、お手軽AIの先鞭をつけたなとの印象を持ちました。

今後は、ChatGPTと連携したビジネスモデルが誕生すると期待します。

添付画像は、日本の中小企業政策について、

ベタな質問ですが。


ChatGPT.png

ラベル:AI
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2022年12月05日

できるだけ、お金のかからないIT

”お金のかからないIT”は、私のキャッチフレーズ。

ゼロ円食堂でもなく、事業者の苦手ITのハードルを下げようとの思いで付けたもの。

セミナー講師を務めるなかでも、何度も自己紹介の場面がありまして、何と自分を紹介しようか、都度悩むんですね。

自分を大きく見せようとは思わないのですが、自分の目指すテーマにふさわしいものとして、これに。

診断士には、IT系出身者が多くて、これを得意分野とする人も多いですよね。

そんななかでも少し違いを分かりやすく、お金のかからないIT(導入、利活用、戦略)としました。

もう一つ、座右の銘も初めて。

いままでは無いと答えていたんですが、、

いろいろ考えて”できるだけ”としました。

人生”できるだけ”がちょうど良いかなと。

”お金のかからないIT”も”できるだけ”
ラベル:診断士 IT
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2022年09月17日

DX成功の鍵は人材にあり

日経コンピュータの記者をされていた木村岳史の著作「アカン!DX」

辛口な内容ですが、あるある、なんですね。

経営者のタテ割り意識、IT業界の人月商売、御用聞きSIer。

不都合な真実に、う〜ん。

提案では、DX人材を海外から招聘してはと。

私は、オードリーチャンさんをぱっと思い浮かびました。

”きっとうまくいく”と言うインド映画があるのですが、ITトップ大学の学生たちのドラマでして、、

海外からも人材求めてリクルートに、、、そこには日本企業はなくて、これ欧米企業ばかりなんですね。

映画とは言え、、

DX成功の鍵は人材にあり。

さいたま市民大学ビジネススキルコースが開校しました。

今年度のテーマがDX。毎週1回の全5回で開催。

DXを学ぶ聴講生にエール。
ラベル:DX 教育
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2022年07月08日

ハイブリッド開催

一昨日、事務局を務める中小企業診断士の研究会の開催案内を出しました。

そう、約2年ぶりのリアル会合。

事前にどうしようかと、幹事メンバーで相談し、ここはリアルに。

それでも、協会の指針にも則り、会場席の半分までと制限を設けて、

案内を出すと、すぐに、会場参加は満席。数時間で。

企業内診断士の方が多いので、メール案内には即反応されるのかなと、想像しつつ。

満員御礼の返信にも、では、オンライン参加と格段に参加率が高まったと実感しています。

ところで、こちらも先週オンラインで参加したメタバースの紹介セミナー。

ZOOMなどオンライン会議システムは、基本的に社外の人との会議で用いられることを前提に作られています。

一方、メタバース会議では社内の人とのコミュニケーションも意識した作りとなっています。

現実の会議でも、同じ空間を共有していることで、予定していなかったコミュニケーションが生まれることが。

同じことが、メタバースでも空間を共有し、オンラインでつながり続けていることで実現されます。

ビル・ゲイツも2,3年以内にオンライン会議の大半がメタバースになると予測しています。

たしかにマイクロソフトが力を入れているのも分かるような。

そう、2,3年後には、メタバースでハイブリット開催をしたいと思うのです。

ラベル:メタバース IT
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2022年03月03日

情報セキュリティ5か条

ウクライナ情勢が緊迫し、トヨタがサイバー攻撃で一時生産停止に。

このタイミングで診断協会から注意喚起のメールが到着しました。

エモテットというウイルスでメールの添付を開くと感染するのですが、

なんとタイトルに知り合いの名前とPW添付とあるそうです。

開くとまた、そこからメールが、、、

ご支援先にセキュリティについて助言するとき、私は、IPAの5か条を説明するようにしています。

(1)OSやソフトウェアの最新アップデート
(2)ウイルス対策ソフトの導入
(3)パスワードの強化
(4)機密情報の共有設定の見直し
(5)脅威・攻撃の手口を知ること

今回は、(5)の例として関係先にもお伝えしたいと思います。

たしかに本当、巧妙になりました。

皆様もご注意ください。
ラベル:セキュリティ
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2021年10月02日

鬼門の経営情報システム

診断士1次試験合格発表がありました。

ぎりぎりの足切りで不合格となった方からアドバイスを求められました。

IT科目の勉強方法について、、

経営情報システムは、苦手とされる方が多く2極化すると言われていますね。

外国語を読むより難しい(何が書いているのかも分からない)という声もあり、、

確かに、試験問題の文面が難しく書かれていて、瞬間的に無理と思わせます。

試験免除が得られる、IPA試験をとアドバイスする向きもありますが、応用情報クラス以上が必要で、もっとハードルが高いかなと思います。

今年の試験問題を眺めると、定番のカテゴリーと時代背景に即した問題が織り込んであり、

出題者側からすれば、こういう構成になるんだろうなと思わせます。

バランス配分している分、範囲が広いんですね。

下の問題ですが、どうでしょうか。

ーーーーー
第23問
 ITと環境問題との関連性が、近年、にわかに注目されるようになった。これに関する記述として最も適切なものはどれか。
 ア グリーンITの取り組みには、ITを利用することで産業構造を変革し、資源エネルギーを効率よく活用する仕組みを作るアプローチだけでな く、IT機器そのものの消費電力を削減するアプローチも含まれる。
 イ グリーンITの取り組みの1つとしてIT機器の3Rがあるが、事業所の使用済みPCの回収・再資源化を希望する法人は、パソコン3R推進センターに回収を依頼する。
 ウ 経済産業省の広報資料によれば、2025年には2006年に比べて、取扱情報量は2,000倍になり、国内IT機器の消費量は12倍になるとされている。
 エ 経済産業省は、環境保護と経済成長を両立させるために「グリーンITイニシアティブ」を提唱し、2008年1月に産官学のパートナーシップによる「グリーングリッド」を設立した。
ーーーーー

グリーンITって何?聞いたこともないと、どきっとしますね。

結局、ITパスポートか基本情報の試験教科書で勉強してくださいとアドバイスしました。

急がば回れで、、基礎を固めて、

足切り最低点クリアで鬼門を突破してください。
ラベル:診断士 試験
posted by ネット田中 at 10:23| 東京 ☀| Comment(0) | 診断士のIT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月12日

縁の下の高速クラウド企業

先週、大きな通信障害がありました。

その日も一日中、ネットを使いながら作業をしていましたが、私には影響なかったようですが。

これ、CDNというサービスがダウンしたそうです。

あるぐらいは知っていましたが、このCDN(コンテンツデリバリーネットワーク)がすぐれもので、

ネット利用者近くのところに、画像や動画などの重いデータを置くことで、本物サイトに接続するよりサクサク動かせるようにします。

そして、このCDNサービスを利用しているメジャーサイト(通販、、とか)に繋がらない事象が発生ということ。

海外一企業のサービス停止で世界中に影響が広がるんですね、、、

ここらあたりもサイバー攻撃の標的になったら、、とか、いろんな意味で恐ろしい。

あらためて、通信は、電気水道と同じ重要な社会インフラ。

最近、外為関連ニュースで、東北の通信会社、インフラ企業への経産省関与などがあります。

社会インフラには、民間企業であっても、国がもっと強く関与してはと思うのですが。中途半端という意味で。

ところで、先のCDNサービス企業ですが、障害を起こした後、株価が急騰したとか。

みんな、縁の下の力持ちを見つけたんでしょうね。






posted by ネット田中 at 13:41| 東京 ☀| Comment(0) | 診断士のIT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月05日

診断士と技術士

IT業界で技術士は比較的認知度が低く、IPAの情報処理技術者試験が有名ですね。

「技術士」は、弁護士などのように業務独占はありませんが、学問の最高峰が博士ならば、技術者の最高峰が技術士とも、、

技術士(情報工学部門)と名刺に書くことができます。

でも、技術者って範囲が広いですよね。

部門も21あります。

建設や土木関係では、入札条件に技術士が要件になったりするので、この分野では知名度は高いと言えます。

ただ、IT分野では、マイナーなのです。

現在、技術士は約5万人いますが、その半分が建設部門の技術士で、情報工学部門はわずか3%の1500人くらいしかいないとの。

しかし、見方を変えれば、数が少ないことは希少価値とも言えますので、このあたりが、名称独占の良いところでしょうか。

自分の目標として技術系のコンサルタントを目指すなら、この資格お買い得。

いえいえ、名が欲しいのでは無いのでと、

診断士後輩にアドバイスするも、叱れる。

来週から、技術士試験の申込が始まります。

11月の試験に向けて頑張ってください。
ラベル:技術士 資格
posted by ネット田中 at 18:00| 東京 ☁| Comment(0) | 診断士のIT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月02日

中小企業のスイミー戦略

スイミーは、小さな小魚が、力を合わせて大きな魚に勝つという物語です。

現在の中小企業は、人口減少下に加えコロナ禍で業種によっては一気に市場が消失してしまっています。

ちょうど、スイミーに出てくる、小魚のように大海原に放り出された状態。

そこで、一匹の巨大魚のように群れることで外敵から身を守ったのと同じような知恵と工夫が求められます。

中小企業は、せっかく高品質な製品やサービスを生み出しても、それを言語化してアピールすることが上手くないと感じています。

自分の強みをきちんととらえて言語化することに慣れていない。

現在、専門家派遣での支援先も同様で、せっかくの技術も上手く外部発信できていない。

社内へもしかり、同業者へもしかり。

言語化して仲間を呼び込むことが大事で、自社のDXのベースにもなってきます。

スイミーは、大きな魚に食べられることなく自由に海を泳げるように、みんなで集まって大きな魚のふりをして泳ぐことを提案します。

そしてスイミーは自分だけが黒い魚なので、自分が目になることを決意するのです。

かくして、小魚たちは大きな魚を追い払い、岩陰に隠れることなく海をすいすい泳げるようになったのであった。

繰り返しになりますが、言語化して周りを巻き込むことが大事。

診断士は、こういった言語化が得意分野かと。

中小企業のスイミー戦略を後押ししたいと思います。
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2020年05月30日

オンライン研修と知財権

研修や従業がオンラインで行われています。

昨今のコロナ事情のおかげで?定着しそうですね。

でも、大丈夫かなと思う場面があります。

発表コンテンツの著作権の問題です。

診断士仲間は、それなりに意識して使われていますが、こんなのアウトと言う場面も。

調べてみると、こんな法律が施行されていました。

著作権法35条で、

もともと著作権者の許諾がなければ行えなかった行為も、有償であれば許諾なく行えるようにする改正がされていたんです。

この施行日が、令和3年5月24日。

コロナ騒ぎで、急きょ、令和2年4月28日に前倒しになりました。。

これ一見、有償なんだからあまり意味無いように、、

大きな違いなんですね、、どんなに金を積まれても使わせないというケースに対応できて、流通も格段スムーズに。

注意をして!と脅しのように聞こえますが、さにあらず、良いコンテンツをうまく使えば、診断士の生産性も格段に上がるのです。

ZOOMの取扱説明資料。いっぱい溢れかえっていますよね。

いろいろ見た中で、埼玉協会の診断士仲間のコンテンツが一番わかりやすい。

ご自由にお使いくださいとブログにも。

わざわざ作るのは止めて、

自分主催のセミナーでは、こちらをご案内しています。
ラベル:診断士 著作権
posted by ネット田中 at 13:33| 東京 ☀| Comment(0) | 診断士のIT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月24日

ARと手袋とCOVID-19

アフターコロナを見据えて、産業界はビジネスチャンスを伺いつつ戦略をねっています。

私もARの利用シーンを考えつつプロモーションを。

まず、スマートグラスの普及に勢いがつくのではと、思っていたら、

さすが、マイクロソフトですね。

CEOが即メッセーを発信しています。

https://news.microsoft.com/ja-jp/2020/03/24/200324-coming-together-combat-covid-19-satya-nadella/

ホロレンズUも注目したいです。

これから仕事の仕方、学び方、生活の仕方、変わってくるでしょうね。

私なりのキーワードは、非接触かなと考えています。

AR技術を使い、非接触、と考えつつ、、なじみのファミレスの朝食で、

お箸、ナイフ、フォークと一緒に白い半透明の手袋が置かれていました。

何回かの時、見知った店員さんに、なんなのと尋ねると、

液晶モニターから注文するときに手袋をどうぞと。

ちょっと説明がないと、わからないかも。まわりも使ってないし。

でも、ここまで非接触を徹底するんだと感心もしました。

モニタータッチに反応する手袋、、これ売れるかも。

来週は、関東地区制限解除かな。

でも、いろんな場面で戦いはこれからと思うのです。

いかがでしょうか。

ラベル:診断士 COVID
posted by ネット田中 at 13:45| 東京 ☀| Comment(0) | 診断士のIT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月14日

コロナ渦のテクノロジー

ZOOMでオンライン会議にオンライン授業。

コロナ渦にあって、必要とされるテクノロジーは?

日経コラムに、「ブリング・ユア・オウン・オフィス」と呼ばれる時代との記事を見ました。

かつて、アメリカで、BYOD(ブリング・ユア・オウン・デバイス)」と呼ばれる、自分のPC、タブレットを会社に持ち込めるような動きが企業に広がったそうで、その逆とのことです。

まあ、日本ではほとんど見かけませんでしたが。

これからは、自宅に会社と遜色ない機能性が必要になるということで、その周辺テクノロジーが注目されることになります。

ビデオ会議はもちろんですが、

AR、VRの商品企画を手掛けていることから、この技術を使ってバーチャルオフィス的なサービスが提供できないか構想中です。

リアルな現実世界に結び付いたテクノロジー。

何が出てくるでしょうか。

注目したいです。
posted by ネット田中 at 10:52| 東京 ☀| Comment(0) | 診断士のIT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月20日

AIビジネス講座

今週の26日、AIをテーマにしたビジネス講座で講師を務めます。

いまさら感もありますが、新聞紙面でAIの言葉を見つけられない日がありませんね。

一時のバズワードと思いきやITトレンドで長く君臨するAI。

講座に向けて最新事情に注意を向けると、感じ入ることがたくさんあります。

例えば、今年8月に世界人口知能大会が中国上海で開催されました。

日本では、ほとんどニュースにもならなかったので知らない人も多いかと。

米中貿易戦争の中でも、GAFAをはじめ米国主要企業が揃い踏み。

AIでの中国の位置づけが印象的です。

圧倒的なAI技術力の米国勢。統治制度の違いから広大な社会実装の場を持つ中国。間違いなく2大巨頭ですね。

日本は?う〜ん。

もうひとつ。

先進的な技術をイメージさせるAI。

ひと頃、販促目的で、なんちゃってAIがたくさん出てましたが、逆の傾向も。

Iphon音声AIのSiri。

クオリティの高さに驚くも、もう、AIって意識もさせません。

生活に溶け込むAIを実感します。

ラベル:診断士 IT AI
posted by ネット田中 at 13:27| 東京 ☁| Comment(0) | 診断士のIT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月10日

イノベーション

日本の会社ってイノベーションが好きですよね。

私が、少しお手伝いしている、ベーカリーショップ経営者から出た言葉です。

イノベーションという言葉は、技術革新と訳されることが多いので、ITやBIOなどテクノロジー分野と誤解されていることが多いですね。

でも、仕組みを変えたり、物事のとらえ方を変えたりして、新しい価値を生むこと、そのすべてがイノベーションと言えます。

世間的にもすっかり定着した観のある、このイノベーションという言葉。

テレビや新聞、CMなどのキャッチコピーなどでもよく耳にすることから発せられた言葉です。

最近のイノベーション事例で言えば、アップル・ジョブスのIphoneでしょうか。

ジョブスはたくさんの名言を残しましたが、イノベーションについて『革新的なことをしていると、たまに過ちを犯す。一番良いのは、すぐその過ちを認めて、次の革新を急ぐことだ。』と。

ほんとうに、イノベーションってどう誕生するのでしょうかね。

昔、コンピュータの世界では、欧米にイノベーションを探しに行ったものです。

UNIXが日本に持ち込まれたとき、はじめて、オープンという言葉に触れたのもこのころかな。

イノベーションの近道は、探すこと?かと問われるとちょっと違うかな。でも、ヒントにはなると思うのです。。

一昨日、東京協会のコンサル道場での講演を思い出します。(とても心に響く良い講演でした)

ブランドの講義で自分の世界観を発信してください。と。

自分が幼いころの世界観は、みんな共通でした。(近しかったということで)

向かう方向が見えていたので、みんな共通の世界観を持っていたんですね。

今どうかというと、向かう方向が見えていなかったり、人それぞれだったり。

甥っ子の20代の兄弟。

一人は、程よく働いて、家族を一番大事にしたいと言い、もう一人は、ビジネスで成功するのが一番の望みと言います。

身近な甥っ子兄弟を見てもあきらかに違いがあり。

私が一番記憶に残るイノベーション事例ですが、ソニーのウォークマンかな。当時、買うことを夢見ました。

音楽を持ち運びできるようにしたんですね。

ジョブスもこれを真似てパソコンを持ち運べるようにしたのかもしれません。

イノベーションは、探しても、真似ても、良いのかも。

自分の世界観をしっかり持てば。
posted by ネット田中 at 20:49| 東京 ☀| Comment(0) | 診断士のIT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月16日

モダナイゼーション

COBOLのせいではない!という記事を見ました。

IT業界の世界地図から日本が周回遅れとの指摘です。

IT業界に係る身としては、肩身が狭いというか、案外と納得という感じです。

多くの企業の基幹システムでは、いまだに、COBOL言語のプログラムが動いているんですね。

新入社員に習った言語を尋ねると、JAVAやC言語が多数でCOBOLはいませんでした。

そう、日本のIT投資の7割が既存システムのメンテナンス費用だとかで、そのプログラム言語がCOBOLとのこと。

私も40年近く前、IBM4841にCOBOL,FORTRAN,PL1言語でパンチカードを流し込んだ記憶があります。

もうそういう言語を扱える人材はいません。

そこで、最近活況なのがモダナイゼーションです。

モダナイゼーションは、近代化とも訳しますが、IT業界では、古いシステムを最新技術で置き換えることを言います。

どんなメリットがあるかというと、断然、維持費が安くなるんですね。

レガシーシステムが原因で新しいIT投資が生まれないという構造を打破するきっかけになればと願います。
ラベル:診断士 IT
posted by ネット田中 at 13:25| 東京 🌁| Comment(0) | 診断士のIT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月06日

コンビニ弁当のAI戦略

定価販売が原則のコンビニ業界でITを駆使した次世代店舗の準備が進んでいます。

この次世代店舗ですが、コンビニ弁当にICタグを付け、棚には電子棚札で価格表示します。

消費期限切れが近づくと、棚札表示価格を値下げし、ICタグの価格内容を更新するのです。

いわゆる、ダイナミックプライシング(動的価格設定)と呼ばれるものですね。

消費期限が来ると現状では、値下げせずに廃棄、食品ロス問題などで社会的な批判を浴びています。

スーパーなどでは、夕方も遅くなると、3割値引きシールを貼っているのを見かけるのに、どうしたものか。

その理由として、店舗オペレーションの煩雑化があげられます。

そこで、次世代店舗では、棚に何時に消費期限がくる弁当が幾つ残っているかが、常時把握できるように。

では、価格はいくらに値引くのでしょうか。

ここでAIが登場。

天候、時間帯、残りの数、等々の情報をもとに刻々と価格を変えていく(イメージ)。

でも、買って振り返った時に値段が下がっていたらショック(妄想です)。

顔認証などコンビニの無人化と合わせて、コンビニのAI戦略に注目です。
ラベル:診断士 AI
posted by ネット田中 at 18:04| 東京 ☁| Comment(0) | 診断士のIT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月26日

AIバブル崩壊

ガートナーのハフパイプ曲線を見ると、AI(人工知能)ブームは、頂点から急落下の入口にさしかかろうとしています。

ようやく、AIの実力がわかってきたんですね。

まず、ディープラーニングというのが怪しい。

深層学習と呼ばれ、教えられなくても自ら学ぶのですから、妄想しますよね。

24時間休みなく学習するのですから、どれだけ、賢くなるのか。

身近な家電でも、AI機能を持つ冷蔵庫、洗濯機、ロボット掃除機など。

最近では、声で反応するAIスピーカーが登場していますが、ユーザインタフェースが操作ボタンから音声認識に変わっただけのようにも。

言ったもん勝ち、早いもの勝ちの状態のようです。

政府はIoT,AI,ビッグデータを呪文のように唱え、マスコミが煽るんですね。

そもそも、人工知能という言葉がよくないと思うのです。

人工は定義できますが、知能は定義しようがないのに、あたりまえのように人間のような知的能力という説明をしがちです。

そこにシンギュラリティという妄想が登場します。

あり得ない。

そう思うのは、AIの目的を決めるのは、AIではなく人間だからです。

いかがでしょうか。
ラベル:診断士 AI
posted by ネット田中 at 18:39| 東京 ☀| Comment(0) | 診断士のIT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月04日

お宝探しのデータ解析

IoTやAIなどでデータ解析が大流行りです。

ものづくり産業界では、特に顕著で、自社製品の故障予兆に躍起になっているように見受けられます。

ただ、故障の予兆だと見つけた時、意外とそんなものなの、と。

エレベータの故障予兆でのお話です。

エレベータが最も故障しやすいのは、頻繁に停止するエントランス階(通常1階)の位置にある部品類です。

このデータ解析のお陰で、定期点検回数を半減させたということです。

でも、これって人間の知見でも分かりそうなことで、知ってしまえば、それまでなんですね。

データ解析がお宝さがしと言われる所以です。

データ解析を否定するわけではありませんが、匠の人間業も大事にしたいと思うのです。

いかがでしょうか。
posted by ネット田中 at 18:16| 東京 ☀| Comment(0) | 診断士のIT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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