私はベストセラー本は、あまり読みません。
普通の人からは、あまのじゃくと言われ、意地悪な人からは偏屈と言われます。
新幹線に乗っている間に読もうと急ぎ間違って買ったのが、勝間和代さんの断る力です。
ビジネス本というより勝間さんの自叙伝のように思います。
その分、実体験から来た説明に説得力を感じます。
「事実なんてない。あるのは認識だけ。」
死ぬほど努力して、人一倍頑張っても、報われないことは沢山ありますね。
悪いケースでは、反感までかってしまいます。
こんなに頑張った自分が正しい。相手は間違っている。
五萬とあるよくある話です。
大事なのは、頑張った自分をどう認識するかなんですね。
その頑張りは、ひとりよがりではありませんか?
相手はどう認識しているでしょうか?
自分を客観視できるか。
この本では、それが問われています。
あまのじゃくな人も、偏屈な人も一読あれ。
文春新書 勝間和代さん著 断る力 \900.税別
2009年05月08日
2009年04月26日
書評 会社に人生を預けるな
貴方は宝くじを買いますか?
ちょっと失礼な話ですが、宝くじを買う人の多くは貧困層なのです。
宝くじの還元率は45%。
つまり、10000円買った場合の期待収益は4500円です。
勝間和代さんの著書『会社に人生を預けるな』の冒頭の一節です。
この本では皆さんにリスクリテラシーの向上を訴えています。
まず、リスクはどんな人にも、どんな所にも存在します。
リスクは避けて通れないもの、上手に付き合いコントロールするものです。
リスクの高い低いの違いは、振れる度合いの違いなのです。
もちろん、振れる度合いが、高いのが、リスクが高いことは、お分かりいただけると思います。
本論ですが、会社に勤め、そこで一生を終えることが、リスクの低い人生かどうか。
これが、本書の最大テーマと感じました。
終身雇用制度の崩壊に伴い会社が全てと考える人(最近は少なくなったと私は思うのですが)に強い警告のメッセージを投げかけています。
光文社新書 勝間和代 著 会社に人生を預けるな 税込みで、たった740円 一押しです。
ちなみに、私、サマージャンボと年末ジャンボ宝くじは買います。
ちょっと失礼な話ですが、宝くじを買う人の多くは貧困層なのです。
宝くじの還元率は45%。
つまり、10000円買った場合の期待収益は4500円です。
勝間和代さんの著書『会社に人生を預けるな』の冒頭の一節です。
この本では皆さんにリスクリテラシーの向上を訴えています。
まず、リスクはどんな人にも、どんな所にも存在します。
リスクは避けて通れないもの、上手に付き合いコントロールするものです。
リスクの高い低いの違いは、振れる度合いの違いなのです。
もちろん、振れる度合いが、高いのが、リスクが高いことは、お分かりいただけると思います。
本論ですが、会社に勤め、そこで一生を終えることが、リスクの低い人生かどうか。
これが、本書の最大テーマと感じました。
終身雇用制度の崩壊に伴い会社が全てと考える人(最近は少なくなったと私は思うのですが)に強い警告のメッセージを投げかけています。
光文社新書 勝間和代 著 会社に人生を預けるな 税込みで、たった740円 一押しです。
ちなみに、私、サマージャンボと年末ジャンボ宝くじは買います。
2008年05月27日
コンプライアンス経営って何?
老舗料理屋の料理再利用という前代未聞の不祥事がマスコミに大きく報道されました。
おそらくは再起不能?の事態も予想されますね。
コンプライアンスに違反すると企業の存続にも大きく影響することとなります。
コンプライアンスは、法令・規範の遵守と訳されますが、企業経営で法令を遵守するなんて当然ですよね。
でも、コンプライアンス経営というと、もっと広く、社会常識や社会の信頼を裏切らないことを含みます。
しかし、何が社会常識なのか? これが難しいのです!
そこで、とても参考になる本がありましたので紹介します。
タイトルが『やさしくわかるコンプライアンス 茶髪って違反ですか?』です。
会社の業態や状況に応じて、その会社のステークホルダーの視点で判断せよとしています。
ファッション関係の会社なら茶髪はOKなのでしょうね。
でも、茶髪の銀行員はちょっと問題あり? となるのでしょうか。
茶髪問題は、ともかく。。。
多発する企業不祥事
最大の原因は経営者の経営理念の欠如だと私は思うのですが。
いかがでしょうか?
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おそらくは再起不能?の事態も予想されますね。
コンプライアンスに違反すると企業の存続にも大きく影響することとなります。
コンプライアンスは、法令・規範の遵守と訳されますが、企業経営で法令を遵守するなんて当然ですよね。
でも、コンプライアンス経営というと、もっと広く、社会常識や社会の信頼を裏切らないことを含みます。
しかし、何が社会常識なのか? これが難しいのです!
そこで、とても参考になる本がありましたので紹介します。
タイトルが『やさしくわかるコンプライアンス 茶髪って違反ですか?』です。
会社の業態や状況に応じて、その会社のステークホルダーの視点で判断せよとしています。
ファッション関係の会社なら茶髪はOKなのでしょうね。
でも、茶髪の銀行員はちょっと問題あり? となるのでしょうか。
茶髪問題は、ともかく。。。
多発する企業不祥事
最大の原因は経営者の経営理念の欠如だと私は思うのですが。
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2008年05月20日
【書評】不機嫌な職場
確かに、あるある。
企業内診断士の皆様の各職場でも同じ感想を持つ方は多いのではないでしょうか。
ところで、診断士の受験勉強で習ったバーナードの組織成立の基本要件を思い出しました。
1.貢献意欲
2.共通目的
3.コミュニケーション
ですね。
行き過ぎた成果主義は、貢献意欲を削ぎ、行き過ぎた専門化は、共通目的を見失い、行き過ぎたIT化は、コミュニケーションの深みを損なっているように思えます。
私事ですが、実際にあった話です。
営業課長が部下にメールで指示を出しているんです。
これ事態、何も問題なさそうですが、その部下はその課長の目の前の席にいるんですよ!
思わず、口で言え!と怒鳴ってしまいました。
その営業課長は、言った言わないの議論を避けるために、メールをエビデンスにしているんですね。
その癖が課員に対しても現れたということです。
誤解の無いように。わが職場は不機嫌ではありません。
それより、最近は家内が不機嫌です。不機嫌な家庭という本をだそうと思います。(←これ冗談です)
この本、企業内診断士の方には、かなりお勧めですのでご紹介しました。
『不機嫌な職場』 著者は高橋克徳さんで講談社新書から¥750です。
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企業内診断士の皆様の各職場でも同じ感想を持つ方は多いのではないでしょうか。
ところで、診断士の受験勉強で習ったバーナードの組織成立の基本要件を思い出しました。
1.貢献意欲
2.共通目的
3.コミュニケーション
ですね。
行き過ぎた成果主義は、貢献意欲を削ぎ、行き過ぎた専門化は、共通目的を見失い、行き過ぎたIT化は、コミュニケーションの深みを損なっているように思えます。
私事ですが、実際にあった話です。
営業課長が部下にメールで指示を出しているんです。
これ事態、何も問題なさそうですが、その部下はその課長の目の前の席にいるんですよ!
思わず、口で言え!と怒鳴ってしまいました。
その営業課長は、言った言わないの議論を避けるために、メールをエビデンスにしているんですね。
その癖が課員に対しても現れたということです。
誤解の無いように。わが職場は不機嫌ではありません。
それより、最近は家内が不機嫌です。不機嫌な家庭という本をだそうと思います。(←これ冗談です)
この本、企業内診断士の方には、かなりお勧めですのでご紹介しました。
『不機嫌な職場』 著者は高橋克徳さんで講談社新書から¥750です。
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2008年05月15日
『書評』御社の営業がダメな理由
私の職種が営業だからなのか、書店に立ち寄っても営業ノウハウ系の本はよく手にとって見ます。
山とある営業系ノウハウ本の中でも、とても参考になりましたので紹介致します。
知識定着のプロセスというのがあります。
覚える → 理解する → 実践する
↓ ↓ ↓
覚えない 理解しない 実践しない
↓ ↓ ↓
覚えられない 理解できない 実践できない
覚えて、理解して、実践して、はじめて知識として定着します。
失敗のケースは、どのフェーズでも、しない!できない!ケースがあるとのことです。
私の社内の営業会議で営業部員に説明すると結構受けました。特に、覚えられない。。というところで。実際にいるんですよね。
もう一つ、営業能力は、センスを掛け算で、知識は足し算で、計算できるとしています。
つまり、センスがゼロの人に何を掛けてもゼロ。
知識は、足し算なので、営業教育は、知識を中心とした教育が効果ありとしています。
また、センスを磨くための教育はナンセンスとしています。
な〜るほど 一理あると感心したしだいです。
新潮新書 『御社の営業がダメな理由』 著者 藤本篤志
ご興味がありましたら読んで見てください。結構納得させられます。

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山とある営業系ノウハウ本の中でも、とても参考になりましたので紹介致します。
知識定着のプロセスというのがあります。
覚える → 理解する → 実践する
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覚えられない 理解できない 実践できない
覚えて、理解して、実践して、はじめて知識として定着します。
失敗のケースは、どのフェーズでも、しない!できない!ケースがあるとのことです。
私の社内の営業会議で営業部員に説明すると結構受けました。特に、覚えられない。。というところで。実際にいるんですよね。
もう一つ、営業能力は、センスを掛け算で、知識は足し算で、計算できるとしています。
つまり、センスがゼロの人に何を掛けてもゼロ。
知識は、足し算なので、営業教育は、知識を中心とした教育が効果ありとしています。
また、センスを磨くための教育はナンセンスとしています。
な〜るほど 一理あると感心したしだいです。
新潮新書 『御社の営業がダメな理由』 著者 藤本篤志
ご興味がありましたら読んで見てください。結構納得させられます。

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ラベル:営業
2008年05月01日
『書評』会社を替えても、あなたは変わらない

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『会社を替えても、あなたは変わらない』というタイトルの新書本を読みました。
診断士受験者と企業内診断士の方にお奨めします。
著者は診断士資格を持つ方で、会社の事業計画を立てるのも、個人の事業計画を立てるのも同じだと主張しています。
つまり、個人も人生を経営しているとの考え方です。
なぜ?診断士受験者にお奨めかというと、診断士の診断プロセスがきっちり事例をもとに書かれているからです。
環境分析(SWOT分析) → 事業ドメインの設定 → 成長戦略(成長ベクトル論) → 競争戦略(ポジショニングマップ) と言ったプロセスと理論が事例を基に分かりやすく書かれています。
最初に会社事例でプロセスを説明した上で、これを個人に当てはめているところに面白さがあります。
著者は海老根智仁さん 光文社新書 ¥740 です。
2時間くらいで読めますの一度お試し下さい。