2020年01月25日

スペンドシフト現象

令和時代の消費トレンド、前回の続きで、スペンドシフトについて。

spendは費やすなので、スペンドシフトで消費行動がシフトするとなります。

10年ほど前に、『スペンド・シフト』日本語サブタイトルで「<希望>をもたらす消費」という本が出版されています。

この本では「より多くのものをより安く」買うから「高くても価値あるもの」に消費トレンドが変化していると。

ここにきて、日本でも、同様の現象がみられると実感するのです。

先進国で消費者が企業に求めるもの(キーワード)。

減少しているキーワード:豪華・ワンランク上・ミステリアス・グラマラス

増加しているキーワード:信頼・親切・社会貢献・寄り添う

たしかに、ワンランク上ってよくプロモーションに使われていましたが、最近は響かないですよね。

増加キーワードを見て、私が思い浮かぶもの。

日本の中小企業の経営理念です。

「感謝」「地域貢献」「社会的信頼」などを取り入れているところが多数見受けられます。

経営理念に従い事業を展開すれば、スペンドシフトで世界中のお客様が増えていくはず。

令和の時代、スペンドシフトで日本型経営が成功へと。

私はそう信じています。
ラベル:診断士 消費
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2020年01月20日

コト消費からトキ消費へ

一昨日は、東京診断士協会城西支部の60周年記念イベント。

特別講演では、日経新聞社の石鍋さんから「令和のトレンドをよむ」をテーマにお話がありました。

昭和は、モノ消費時代。

平成は、コト消費時代。

では、令和は?

トキ消費時代ではと、よみます。

その意味とは、『いつでも、どこでも』から『今だけ、ここだけ』にトレンドが変化していると。

平成の時代は(いまも継続していますが)、コンビニやチェーン店のように、大きく外れ無しの均質化(安定化)したサービスに人が押し寄せました。

たしかに、今も変わらず、実感もありますよね。

そこに新たなトレンドが。たとえば、イベント。

コンサートでは夏フェスがヒットし、ハロウィーンも渋谷でニュースとなります。

ハロウィーンですが、川崎が発祥で全国に拡散していったとそうです。

令和のトレンドはトキ消費で決定か?

いえいえ、他にも「ヒト消費」「イミ消費」を加え3つのトレンドを実例をもとに紹介がありました。

一方、モノ消費への回帰も見られそうですからトレンドをよむのは占いに等しいかも。

ただ、モノ・コト・トキ・ヒト・イミ、ほか、これって多様な価値観が具体的に消費行動に表れる時代かなとも思うのです。

何がヒットするかわからない時代が令和。

豊かな時代でありますように。
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2019年12月22日

セルフマネジメント

ビジネス講座を企画しています。

全8回コースでテーマが『ビジネススキル1UP講座』。その一つにセルフマネジメント。

生活の中はもちろん、ビジネスシーンでも怒りを覚えるケースが多々ありますね。

喜怒哀楽の言葉の通り、怒りも感情表現のひとつです。

怒りは特殊な感情ではありませんが、他に比べてエネルギーが強く、他人だけでなく、自分まで苦しめる厄介な存在です。

怒りのメカニズムを知り、イライラしないためのセルフマネジメント。これってアンガーマネジメントとも言います。

この目標は、怒りにくい体質改善とコントロール術を身に着けます。

怒りの正体って何だと思いますか。

自分の中の『べき』なんですね。

人はこうある『べき』のべきです。

『べき』に正解不正解があるわけではなく、その人にとっては真実ですが、他人がどう思うかは別ということです。

他人の価値観を許容できる器を「怒りのコップ」と呼ぶそうです。

コップの小さい人、大きい人、いろいろですね。

自分の『べき』の許容範囲を意識して広げる努力が必要となります。

怒りは必要な感情で無くすことではなく、上手にコントロールしたいものです。

怒りは、高いところから低いところに流れる性質があります。

上司は部下に怒り、部下は家で妻に怒り、妻は子供に怒り、子供は学校で自分より弱い同級生に怒るんですね。

最悪の怒りの連鎖です。

セルフマネジメントで、感情に振り回されない自分を手に入れていただきたいと思うのです。
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2019年12月08日

Skypeで語ろう

昨日は、診断士仲間の研究会で中野へ。

ドアツードアで約1時間ですが、診断士活動費でバカにならないのが交通費です。

そこでテレビ会議。

ネット環境が整い、使いやすいWeb関連サービスも幾つか登場しています。

事前に研究会メンバー4人の自宅で4点間お試しWeb会議をSkypeで行いました。

これは使えるなとの印象ですが、難もあり多点間接続では動きが重い(どこがネックか不明;たぶんネット速度?)ことぐらい。

機能的には、音声・画像・資料共有とチャット会話ができて十分です。

しかも制限がありますが無料なんですね。

これは研究会での利用ですが、プロのコンサルティングの場でも利用が広がっています。

ZoomというWeb会議サービスは、相手側にメールを送って会議開催が行えます。(相手側に事前登録が不要なところがミソ)

先日も横浜地区のご支援先とZoomで打合せを行いましたが、特に問題も無く。

むしろ緊張しながら要点をしぼって会話しましたので、面談時よりスムーズだったかもしれません。

接続上のトラブルでは、セキュリティ設定がよくあるケースなので、そのあたりも慣れてくると格段に使いやすくなります。

グローバル比較で生産性が低いと言われる日本ですが、診断士にもあてはまりますね。

診断士もSkypeで語りましょう。
ラベル:診断士 IT 会議
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2019年09月07日

診断士合格の鉄板の法則

今週、中小企業診断士1次試験の合格発表がありました。(詳しくは、下記URL参照)

https://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/010_c_h31_shiken/R01_1ji_kekka-goukakuhappyou.html

受験者数が約15千人、合格者数が約4千5百人で合格率が約30%でした。

この合格率、大きいか小さいかは見方によって異なりますが、毎年かなりの変動差があるんですね。

3年前の平成28年度が約17%の合格率ですから、今年は、かなり良い方かなと。

受験申込者数は、ここ10年は一定(若干でこぼこありますが)していて、約2万1千人です。

友人に、恐る恐る、どうよ?と尋ねると、申し込みはしたが会社業務が入り受験しなかった(できなかった)と。

これ意外に多いんですね。

受験者の年齢ピークが30代、40代ですから、必然にそうなるのかな。

今年も約4千人が未受験ですから、何か救済策があればなと思う次第です。

ところで、今年の合格者の最年少は17歳、最年長は78歳 すごいですね!

次は、2次試験。

休むことなく、頭が一番活性化している今の状態で2次試験を乗り切ってください。

もう1年チャンスがあるよと、様子見モードは避けたいところ。

診断士合格の鉄板の法則です。
ラベル:診断士 試験
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2019年08月06日

診断士1次試験のドラマ

毎年8月第1週の土日は中小企業診断士1次試験日と決まっています。

受験者の皆さんにとっては、ひとつのドラマと言えます。

資格予備校からの模範解答が昨日、今日あたりで出尽くしているますので一喜一憂もあるかと。

私の受験した11年前は科目合格が無かった時代で、それこそ一発勝負の試験でした。

今でも記憶にあるのですが、1回目の受験で失敗したのは、にっくき財務で、苦手なうえにミスも重なり、40%をきる羽目に。

自己採点するんですが、これが、また、資格予備校ごとに微妙に回答が違うんですね。

この試験は、平均6割取れば良いのですから、やはり、王道戦略は、いかに苦手科目を無くすかです。

ちなみに、周りの仲間内で話すと一番の苦手科目で多いのは、経営情報システムだそうで、外国語より意味不明とのことです。

ところで、当資格の人気は上がっているのに、受験者数が減っているそうです。

私見で恐縮ですが、少しハードルが高すぎるのでは思います。

昨日今日行われている1次試験が7科目で1000時間以上の勉強が必要との説があり、試験のハードルの高さを知り、あきらめてしまうことも考えられます。

また、1次試験に合格した後は、2年以内(当年を含む)に、論述筆記の二次試験(口述試験含む)に合格する必要があります。

また、また、、それから、二次試験に合格後に実務補修を15日以上受けて、ようやく中小企業診断士の登録が可能となります。

資格維持を含めて、こんなハードルの高い試験は、そうそう無いですね。

合格するにも維持するにも、中小企業診断士は難関資格だと実感します。

試験内容も間違いなく難しくなっていて、科目合格制度発足頃からでしょうか、一つ一つの科目内容が確実に深くなっています。

受験生の皆さん お疲れ様です。

吉報を願います。
ラベル:診断士 試験
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2019年06月16日

回想新聞 for Alexa

昨日は、埼玉県診断協会の月例会。

高齢化をテーマにした発表が多くありました。

その中のひとつ、『埼玉県よろず支援拠点』を運営する埼玉県産業振興公社の支援事例紹介に回想新聞なるものが。

昔のある時期のニュースを記事にして新聞として売りたい事業者さん。

着想は良いのですが、どうマネタイズするか。このままでは、売れません。

中小企業診断士の支援コーデイネータが提案し、持ち込んだのは、保険会社や老人福祉施設です。

認知症の改善や予防に昔を思い出すのは、とても有効だそうで、関連する事業者に広告掲載を提案しました。

これがヒットしたんですね。

月刊紙ながら10万部を超える部数。

また、字が読めない高齢者にもと、Amazon AIスピーカーで読み上げる『回想新聞 for Alexa』も発表しています。

この事業、新聞広告事業であって、ヘルスケア事業でもあるんですね。

新規事業で一番苦労する販路開拓の好事例です。

宜しければWebページを覗いてみてください。

https://www.kaisoumedia.jp/index.html

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2019年05月18日

持続化補助金サポート

持続化補助金の申請サポートを行っています。

これ、正確には、小規模事業者持続化補助金と言います。

小規模事業者とは、従業員の少ない会社(個人事業主含む)で、小売業なら5人以下、製造・サービス業なら20人以下が絶対条件となります。

また、持続化とは、販路開拓のことです。

例えば、ホームページやチラシ、展示会出店など幅広い用途で申請が可能なんですね。

補助金のMAXが50万円(条件を満たせば100万円)で、補助率が2/3となっており、例えば、75万円を販路開拓で使用した場合、MAXの50万円が国から補助されます。

販売促進を計画している事業者さんにとっては、使いやすい補助金ですね。

ただ、この補助金、申請すれば採択されるわけでなく(当たり前ですが)、採択率は30%程度と噂(正式には公表されていません)で言われていて、意外と狭き門となっています。

支援先は、従業員4名の小売業ですが、販売促進策を綿密に協議しているところです。

申請あたっては、経営計画と事業計画を提出しますが、自社の経営を見直す良い機会になります。

私は、これが一番のメリットと考えていて、たとえ、不採択となったとしても、また、振り返って欲しいと思うのです。

とは言いつつも、申請するなら当然に採択されたいと、事業者さんとともに、計画のクオリティを上げているところです。

申請期限の6月12日に向け、もうひと踏ん張りします。


ラベル:診断士 補助金
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2019年05月11日

中小企業ポータルサイト

東京都が行う、中小企業向けのプロモーション支援事業をご存知でしょうか。

昨日は、東京都中小企業振興公社の主催で秋葉原におじゃましました。

自社や商品の『強み』や『売り』を専門家(診断士)と一緒に見直しませんか?というキャッチで、販促支援をしようということです。

低利融資や補助金などと違って、このようなソフトな支援策が多くなりましたね。

今年度2000件の目標を立ていますが、ゴールが興味深かったので紹介します。

これが、『ビジネスチャンス・ナビ2020』への登録です。(以下のサイトURLご参照ください)

https://www.sekai2020.tokyo/bcn/

2020は、もちろん東京オリンピックのこと。

実は、これに向け、日本の中小企業を世界に発信しようという壮大なプロジェクトなんです。

また、このサイトは、売りたい人と買いたい人を結ぶ、巨大なマッチングサイトとなります。

官公庁の入札案件も掲示されており、振興公社販促係のご担当者いわく、中小企業事業者が朝の業務開始の時、最初に確認するサイトにしたいと。

まさしく、目指すは、中小企業ポータルサイトです。

是非応援したいと思うのです。
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2019年04月28日

急げ軽減税率対策補助金でレジ購入

診断士活動で街のパン屋さんを支援しています。

10月からの消費税アップ対策で複数税率対応レジ購入を検討しています。

ご存知のように、消費税増税のタイミングで軽減税率が適用される店舗があります。

食料品を中心として(ほかには新聞も)軽減税率8%に。

しかし、イートインなど店舗内で食べると10%ですので、運用が難しくなります。

レジも複数の税率に対応する(例えば、レシートに2段で消費税印字)必要があり、買い替えが必要となる場合も。

そのため、負担の重い中小企業事業者向けに補助金が支給されます。

レジの種類によって異なりますが、購入額の1/2〜3/4まで補助を受けられるので、申請しない手は無いですね。

補助を受けたいので、わざわざ持ち帰り商品を作ったり(これ明らかにNG;軽減税率対象商品を継続的に扱っていることが必須要件)、混乱もあるようで。

今年の9月末までに導入が完了していないと補助金を受けられません。

尚、支援先のパン屋さんは、テイクアウトのみなので軽減税率対象商品は扱っていますが、複数税率対応の必要がありません。

早速、補助金申請できるか、事務局の中小機構に問い合わせると、申請できるとのことです。

ヒヤリとしましたが、一安心。

いろいろ検討の結果、ビッグカメラにエアレジを買いに行くことにしました。

必要な方は、お急ぎあれ。
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2019年04月22日

経営相談にAI登場

先週末は、埼玉県中小企業診断協会の例会に参加しました。

その中で、中小機構の新支援サービスの案内がありましたので、ご紹介します。

それがなんと、24時間いつでも、どこでも、経営相談ができる、AIチャットボットのサービスでした。

チャットは会話で、ボットはロボット、自然言語で問いかけると、AIロボットが会話してくれるんですね。

チャットボット自体は、コールセンター受付システムに採用されている事例が多く見かけるようになりました。

その、経営コンサルタント版ということです。

まだ、実証実験段階とのことですが、面白い試みだと思います。

以下にサイトのURLをご参考に(または、中小機構 SODAN で検索)

https://bizsapo.smrj.go.jp/

これからは、中小企業診断士のコンサル業務もAIに奪われるのかと心配するところですが。

中小機構の方いわく。

中小企業支援者の補助ツールとしても使ってほしいとのこと。

また、従来は、中規模企業の支援が中心でしたが、IT活用で小規模事業者支援に裾野を広げたいと。

最後に、このシステムの一番の売りは。

AIチャットボットで対応できないとき、中小企業診断士がリアルで対応すること。

チャットで、どれだけ対応できるか、とても興味深いですね。

実証実験の成果を期待します。
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2019年04月13日

診断士協会の入会活動

今日4月13日は、協会活動です。

東京協会では、スプリングフォーラム。

埼玉協会では、フレッシュフォーラムと題して、新しく診断士登録された方向けに、会員入会活動を行います。

ダブル会員の私にとっては、同一日にならないように願っているのですが、昨年に続き同一日になってしまいました。

また、埼玉県内在住の方にとっては、どちらに入会するか悩みどころですね。

そういった方に少し特徴を紹介します。

まず、規模です。

東京協会は、約5000人規模の会員数で一極集中の巨大組織。

城東、城西、城南、城北、三多摩、中央の6支部で構成され、そのどこかの支部に所属することになります。

ですから、幅広い選択肢の中から活動の場を見つけたい方には、こちらが、お勧めですね。

自分の住まいや勤務地に近い場所を選ぶ方が多いようです。

また、研究会などは、支部関係なく、どこにでも参加できます。

埼玉県協会は、約500名規模の会員数で、やはり県内在住の方が、ほとんどかな。

あくまで私見ですが、活動するには、ちょうど良い規模と思います。

協会入会のメリットの一つに人脈拡大がありますが、あまりに規模が大きすぎると、人と接する密度が下がるんですね。

次に協会経由で仕事を取りたい場合です。

これも私見になりますが、埼玉県協会が比較的仕事が見つかりやすいです。

これは、東京都や埼玉県など自治体から仕事を受ける場合、法人格のある一般社団の東京協会および埼玉協会が受託することになります。

東京協会の活動は支部を中心に活動することになるので、どうしても遠くなります。

また、同じ量の仕事を受託しても、小規模のほうが有利となります。

最後に比較では無く、協会についての感想です。

協会の運営は、基本、ボランティアです。

協会の各種イベントや研究会活動に至るまで、損得ではなく、意識の高い方の奉仕で成り立っています。

運営自体に係ると、より深い人脈や知見が得られるのも事実のようです。

本の勉強ばかりでなく、運営側に飛び込んで見るのも良いかもしれませんね。

ご参考になれば。
ラベル:診断士 協会
posted by ネット田中 at 17:22| 東京 ☀| Comment(0) | 診断士の協会活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月30日

消費税増税はキャッシュレス元年

新年度国家予算が初めて100兆円を超えました。

財務収支の健全化のために、今年の10月には消費税が10%に上がりますね。(まだ、予断を許しませんが)

8%から10%への増税が景気に悪影響を及ぼさないように、いろんな工夫がされています。

その一つに、キャッシュレス決済で5%ポイント還元があるのをご存知でしょうか。

今年の10月から来年6月までの時限処置ですが、2つの相乗効果を狙った奇策とも言えます。

1.キャッシュレス決済比率を高める効果。。。外国人旅行客の利便性向上による集客増と決済簡素化による生産性向上を狙っています。

2.5%還元で実質減税の効果。。。消費低迷の影響を小さくすることを狙っています。

埼玉県中小企業診断協会のIT研究会では、これを機会に小規模小売店や飲食店にレジ導入支援プロジェクトを立ち上げました。

POSレジは、国の補助金の後押しもあって、一気に導入が進みそうな勢いです。

今年は新元号もスタートしますね。

まさしく、消費税増税はキャッシュレス元年となりそうです。
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2019年03月10日

中小企業診断士の起源

昨日は、埼玉県協会の経営改善研究会に参加しました。

債務超過企業のBS/PLを事例に改善提案を行う実践的な研究会です。

その中で、講師から中小企業診断士って名称がチョット上目目線ですよね、という問いかけ。(脱線するのも、これ楽しい)

最初は、中小企業の経営を支援する担当者(当時は公務員です)は、中小企業支援員と呼んでいたそうです。

なるほど、こちらのほうがマイルドな呼び名ですね。

そこで、ちょっと中小企業診断士の起源を調査すると、まず、中小企業庁が1948年に発足しています。

たぶん、この時の担当者を中小企業支援員とか相談員とか、呼んでいたのではと推測します。

1952年に中小企業診断員登録制度がスタートし、無試験(認定ではなく登録制)で公務員のみの資格だったんですね。(うらやましい限り)

そして、1962年にお馴染みの中小企業基本法が制定。

同年に、中小企業診断制度及び中小企業大学校による養成課程制度がスタートしています。(工鉱業と商業の2部門)

よって、中小企業診断士の起源は、1952年の診断員登録制度ということでしょうか。

さすが、歴史のある資格と再認識しました。
posted by ネット田中 at 13:59| 東京 ☁| Comment(0) | 診断士の協会活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月07日

診断士もう一つの選択

中小企業診断士への道のりは、はっきり言って厳しいです。

年1回こっきりの一次試験、二次試験、口述試験に合格して、尚且つ、15日間の現場実習をこなして、ようやく診断士登録が認められます。

ですから、正直、軽い気持ちで中小企業診断士でも取って見ようかなでは、まず、受かることはないでしょう。(言い切る自分が正しいか、ちょっとだけ不安)

つらい話ですが、友人から相談を受けました。

2次試験に2度失敗し、再度1次試験から受験し合格も、昨年末の2次試験が、またも不合格。(2次試験って実力以外の相性ってありますよね)

膝が抜けるような思いとのこと。

気持ちは、察して余りあるほどです。

診断士への、もう一つの選択肢として、登録養成課程を紹介しました。

私の十数年前の受験時代には、中小企業大学校しかありませんでしたが、今では、大学や受験機関などが国の認可を受けて開講しています。

一言でいえば、一次試験合格者が登録養成課程を修了すると診断士資格が得られる制度です。

夜間と土日開講で働きながら通えるとか、それぞれ学校にも特徴があるので、調べてみると良いですよ。

ちなみに、直近で開講している認定機関が無いかと調べると、ユーキャンがありました。

https://www.u-can.co.jp/houjin/shindanshi/index.html

各種通信講座で有名ですのでお馴染みですね。

申込期限が3月14日で3月25日開講、半年で養成課程修了というのが特徴かな。

当然ですが、通えば修了するという簡単なものでは、ありません。

これも強い意志と覚悟が必要なのは当然です。

応援しています。
posted by ネット田中 at 20:35| 東京 🌁| Comment(0) | 診断士の協会活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月21日

診断士は結果にコミット

一昨日は、東京都中小企業診断士協会城西支部のニュイヤーフェスタ(賀詞交歓会)がありました。

恒例の基調講演は、西武信用金庫 理事長 落合寛司 様

講演テーマ「金融機関トップとしても中小企業企業診断士に期待すること」です。

ご自身も中小企業診断士資格保持者であり、金融情勢から自行の診断士と連携した中小企業支援について様々なお話をいただきました。

硬いお話かなと思いきや、とても引き込まれる語りで90分あっというまの講演でした。

強く印象に残った話を2点紹介します。

一点目は、中小企業事業者支援にAI(人工知能)を挙げた点です。

AIは、何度かブームと収束を繰り返し、バズワードとしても有名ですが、本格的な普及期に入ったとしています。

AIは大企業だけのものでなく、中小企業にも普及を促したいとのことで、その支援者として専門家としての診断士に期待したと語っています。

AIは、私自身の専門範囲であることから、まさか、地域金融機関トップからAIが飛び出すとは思いもよらなかったのです。

二点目は、成功報酬型のコンサル支援を望むとの発言です。

コンサル提案を受けても、成果が見通せない中では、はなかなか依頼できないのが実態とのこと。

例えば、営業利益10%アップで上がった利益の数%を報酬とする。

ライザップではありませんが、プロとして結果にコミットしなさいというのです。

私の知る限り、補助金申請支援、公的機関支援、顧問契約、講演・執筆が診断士の4大業務かなと。

個々の企業の経営課題と向き合って、結果にコミットできる診断士がどれだけいるだろうかと、自身にも振り返り考えるに。

年初から胸に刺さる賀詞交歓会でした。
ラベル:診断士 協会活動
posted by ネット田中 at 08:00| 東京 ☁| Comment(0) | 診断士の協会活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月13日

担保無しでも融資が可能な事業性評価融資

昨日は、埼玉県中小企業診断協会の研究会で事業性評価融資の勉強会がありました。

きらぼし銀行のご担当者様から金融行政の変遷から事業性評価融資の現状までを詳しくご紹介いただきました。

事業性評価融資は、決算書や担保だけで融資判断するのではなく、事業内容や成長可能性等も評価して行う融資のことです。

バブル崩壊から1998年に金融監督庁が発足し金融検査マニュアルが公表され金融機関は不良債権処理に追われることになります。

ドラマで半沢直樹というのがありましたが、銀行の貸し渋りや貸しはがしが社会問題となった時代です。

この頃、金融機関のスタンスは、貸したお金が返済してもらえないと困るため、保証人や不動産担保などの有無をもとに判断することが一般的でした。

そこに金融行政の大きな転換期が到来したのです。

2013年から2015年にかけて金融庁に森長官が就任すると、銀行の検査手法見直しと事業性評価に基づく融資を推進することになりました。

それが、2014年の『金融モニタリング基本方針(監督・検査基本方針)』です。

そこには、こう記載されています。(一部抜粋)

「担保・保証に必要以上に依存することなく、借り手企業の事業の内容や成長可能性などを適切に評価し(☜これが事業性評価)、融資や助言を行い、企業や産業の成長を支援していくことが求められる。」

講演では、事業性評価融資を推進するためには、企業実態を把握するための『対話』が重要としています。

中小企業診断士の経営支援業務でも言えることですね。

対話を通じて事業をより深く知り、強み・課題・ニーズ等を共有することが大事だと再認識できた講演でした。

ラベル:診断士 金融
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2019年01月03日

アンガーマネジメント

喜怒哀楽の言葉の通り、怒りも感情表現のひとつ。

怒りは特殊な感情ではありませんが、他に比べてエネルギーが強く、他人だけでなく、自分まで苦しめる厄介な存在です。

アンガーマネジメントは、怒りのメカニズムを知り、イライラしないためのセルフマネジメントを言います。

昨年末、埼玉県中小企業診断協会例会の講習で学びました。

アンガーマネジメントの目標は、怒りにくい体質改善とコントロール術を身に着けます。

怒りの正体って何だと思いますか。

自分の中の『べき』なんですね。

人はこうある『べき』のべきです。

『べき』に正解不正解があるわけではなく、その人にとっては真実ですが、他人がどう思うかは別ということです。

他人の価値観を許容できる器を「怒りのコップ」と呼ぶそうです。

コップの小さい人、大きい人、いろいろですね。

自分の『べき』の許容範囲を意識して広げる努力が必要となります。

怒りは必要な感情で無くすことではなく、上手にコントロールしたいものです。

怒りは、高いところから低いところに流れる性質があります。

上司は部下に怒り、部下は家で妻に怒り、妻は子供に怒り、子供は学校で自分より弱い同級生に怒るんですね。

最悪の怒りの連鎖です。

アンガーマネジメントで、感情に振り回されない自分を手に入れたいと強く思うのです。
ラベル:診断士 講習 協会
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2018年11月19日

トランスフォーメーション思考

昨日は、診断士のスキル講座を受講しました。

講師の神吉耕二先生から、ビジネスモデルを大胆に変える『トランスフォーメーション思考』についての説明がありました。

似たフレーズで、デジタルトランスフォーメーションという言葉は、よく耳にしますね。

IT化(デジタル化)で世の中が大変革することを意味しますが、近い意味に捉えて良いかと思います。

先生の定義で言うと、企業が従来の事業構造や業務プロセスを根本的に見直し、飛躍的な成長を遂げるにはどうしたらよいか、大胆に創造的に発想すること。

ちょっと長いですが、ようは、変革(トランスフォーメーション)には、従来の延長線では無く、大胆な発想が必要と言うことです。

そのためにはどうするのか。

外部リソースの活用が最も重要と説いています。

私は、これを敢えて、『非常識思考』と呼ぶことにしました。(私の勝手な思い付きです)

常識の枠にとらわれず、外部(他社や異業種など)の発想を大胆に採り入れることで自分のビジョン(ありたい理想の姿)を実現させる。

たしかに、固定観念を打ち破るような発想は、社内だけでは生まれにくいですね。

さて、私自身も定年後の第二の人生をトランスフォーメーション思考で歩みたいと思ったしだいです。

先生の講義に感謝。
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2018年11月11日

診断士も認定支援機関を目指そう

今日は、診断士のためのアウトプットシート講座を受講。

受講生は、ほぼ、独立を目指す企業内診断士または独立して間もない診断士です。

講座の中で企業再生支援の話になり、診断士も認定支援機関に是非、登録をとのお勧めがありました。

認定支援機関、正確には、経営革新等支援機関と言います。

これってなにかと言うと、中小企業事業者が経営革新計画を策定(もちろん理由があって策定するのですが)するときに、有料で策定のアドバイスをするのが認定支援機関ということです。

ですので、診断士も、これに登録していれば仕事の幅が広がるということ。

では、早速、登録しようかなと思うも、実は、そう簡単ではなさそう。

不思議なことに、診断士資格だけでは、登録できないんですね。

税理士、公認会計士、弁護士は、その資格だけで登録できるのにです。

では、どうやって登録資格を得るかです。

2つの方法があって、経営革新計画の作成支援を3件以上行うか、中小企業大学校で19日間の研修を受けて試験に合格することです。

どちらも、ハードル高い。

実務3件は、支援先ルートも実力も無いので無理。

本気で取るなら、やはり、19日間の研修と試験合格ルートとなりますが。

さて、どうしようかと悩んでいるところです。

posted by ネット田中 at 17:59| 東京 ☁| Comment(1) | 診断士の協会活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする