2023年12月24日

産業廃棄物処理業の動向

昨日は、今年最後の研究会例会。

業界動向のなかでの発表を備忘録兼ねて記事にしました。

環境関連事業が伸びる中で産業廃棄物処理業の動向です。

産業廃棄物処理業とは、

事業活動に伴って生じた廃棄物を収集運搬、処分する事業です。

産業廃棄物には、法で直接定められた6種類と、政令で定めた14種類の計20種類があり、産業廃棄物以外の廃棄物は、一般廃棄物となります。

処分を排出者から委託を受けて行うのが産業廃棄物処理業者であり、収集運搬事業、処分業、特別管理処分業の3つの業種に分かれます。

一般廃棄物処理との違いとは、

産業廃棄物の処理責任が排出事業主にあるところです。(一般廃棄物は市町村)

実際の処理は業者に委託することが多いため、適正に処理されたことを確認するための制度にマニュフェストがあります。

責任の所在を「見える化」したもので産業廃棄物の処理過程にだけ存在する仕組み、一般廃棄物処理には見られない特徴です。

廃棄物処理・リサイクルの市場規模は、

2020年で約4.7兆円と言われています。全排出量は年間約3.7億トン、うち再生利用量は全体の半数超の53%、中間処理上での減量処理が45%、最終処分が2%と推計されています。

産廃問題とは、

不法投棄と最終処分場の不足が挙げられます。

不法投棄に関しては、ピーク時の平成10年代前半に比べて、大幅に減少していますが、令和3年度で年間107件、総量3.7万トンもの悪質な不法投棄が新規に発覚するなど、いまだ跡を絶たない状況にあります。

最終処分場の不足の問題で、環境省は「およそ20年で日本全国のゴミの埋め立て場・最終処分場が満杯になり、ゴミを埋め立てできなくなる」という発表を出しています。

しかし、造ろうにも、不法投棄による悪いイメージや環境汚染への住民の不安感などから新たな最終処分場確保が困難になっていて、最終処分場の不足は、結果的に最終処分コストの高騰を招いて、不法投棄の誘因となる悪循環を生むことになります。

最終処分場の不足の問題を解決に向けては、リサイクル率を上げて最終処分する廃棄物を減らしていくことが有効であり、製品メーカーがリサイクルまで責任を持つしくみにしたのがリサイクル法です。

産業廃棄物処理事業者の今後の役割は、

中間処理施設でリサイクル純度を上げることで対応することが求められています。

産業廃棄物処理業は、不要になったものを廃棄するという従来のイメージから資源リサイクルによる持続可能な社会を実現する担い手としての役割を負うことになります。

以上 環境産業のとして活躍が期待される産業廃棄物処理業の動向でした。

ラベル:研究会 産業
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2023年09月28日

フリーランスの今後

所属会合での勉強会、「フリーランスの今後」と題して発表がありました。

私自身、不払い問題を抱え身につまされる思いで聞き入りました。

記録メモを兼ねて記事にします。

今年4⽉、フリーランスとして働く⼈が安定的に働ける環境を整備するための法律が成⽴しました。

フリーランスは、特定の会社や組織などに所属せず、 ⾃らの知識や経験、 スキルを活⽤して収入を得る働き⽅をいいます。

2020年に内閣官房が⾏った調査では、その数は462万⼈に上るとされていて、仕事上のトラブルも増えています。

フリーランス・トラブル110番には、開設からこれまで1万件を超える相談に対応してきています。

寄せられた相談のトップが約束した報酬を⽀払ってくれないという相談。

ポスターのデザインを作って欲しいという依頼を受けて、イラストレーターが多くの時間と労⼒をかけてポスターを作成、イメージが違ったという理由で 一⽅的に報酬を引き下げたり、納品を断って報酬が⽀払われなかったりすることが。

会社員は、労働基準法で賃⾦は決まった⾦額全額を、決まった⽇に⽀払いと定められていますが、フリーランスには、労働基準法は適⽤されません。

フリーランスは、発注者に⽐べ、弱い⽴場に⽴たされることが多いため、業務委託する取引の適正化とフリーランスの就業環境の整備を図ることを⽬的とする法律ができました。

「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」です。

この法律は「特定受託事業者」として、フリーランスを定義したうえで、 全ての発注者に対し、受託事業者であるフリーランスが⾏う、給付の内容、⽀払い期⽇、報酬の額などの事項を予め書⾯やメールなどで明⽰することが義務付けられました。

この他、 報酬の⽀払い期限の規制も出来ました。発注者は、特定受託事業者の給付を受領した日から60日以内の報酬支払義務があり、再委託の場合には、発注者から支払いを受ける期日から30日以内の支払い義務があります。

一定期間継続してフリーランスと取引をしている発注者に対しては、一⽅的に報酬額を減らしたり、 成果物の受け取りを拒否したりする⾏為などが禁⽌されました。

このほか、フリーランスに対するハラスメント⾏為について発注者が必要な措置をとる、取引を解約するには少なくとも30⽇前に予告しなければならないこと等が求められました。

これらの違反⾏為には罰則も⽤意されています。

新しい法律が出来たことにより、フリーランスと発注者の間のトラブルを未然に防ぐことが期待されます。

また、発注者に求められる様々な遵守事項が定められ、違反⾏為には罰則も適⽤されますので、 発注者とフリーランスとの間の取引が適正化されることが期待されます。

一⽅、 新しい法律が出来たというだけで全てが解決するわけではありません。

まず、この法律は労働基準法のように、法律が定める基準に達しない契約の規準を法律の規準にまで引き上げる効⼒を持つものではありません。

フリーランスと発注者が、この法律を⼗分に理解し、適切に活⽤していくことが必要となります。

また、発注者の違反⾏為に対しては罰則も適⽤されることになっていますが、違反⾏為を適切に拾い上げ、是正するための国の体制を整える必要もあります。

この法律は、法律制定から1年6ヶ⽉以内に施⾏されることになっていますので、 来年の秋までには国の体制も整える必要があります。

発注者もフリーランスが発揮する専⾨性を尊重し、その専⾨性の⾼い働き⽅を⾃らの事業運営に効果的に活⽤するようになれば、より活⼒のある働く現場を作ることができるのではないか期待しています。
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2023年08月12日

再生可能エネルギーのリサイクル

地球温暖化防止の切り札として太陽光発電や風力発電が積極的に導入されはじめて20年が経過しました。

初期に導入した再生可能エネルギー設備の寿命による廃棄や更新が始まっていて、2030年頃からは大量廃棄時代を迎えます。

再生可能エネルギー設備の廃棄の実情とリサイクル課題について、

私が所属する団体でのリサイクル勉強会での発表内容を備忘録兼ねて記事にしました。

1.使用済み太陽光パネルの廃棄・リサイクル

FIT制度の下で大量設置した太陽電池モジュールは、2030年以降に大量廃棄時代を迎え、年間50〜80万tが排出されると想定。

2020年の太陽光パネル回収実績はまだ0.7万tですが、66.5%がリユースされ、33.5%がリサイクルされています。

太陽光パネルのリサイクルは、現状では単純破砕処理方式から高度選別方式まで種々あり、より高度なリサイクルとなるべく、各社が検討中です。

アルミフレームのリサイクルは容易ですが、重量比率の高いガラス・プラスチック・シリコンのマテリアルリサイクルをどう促進するかが課題です。

2.風力発電設備の撤去とリサイクル

風力発電所は1990年代以降建設され続け累計2,300基が北海道・東北・三重・西九州等風と土地が豊富な地区に設置されています。

20年の寿命を迎えた風力発電機の解体撤去は190基となり、2030年以降は年100基 (1,500t) ペースになると推定。

風力発電機解体撤去の困難性は、高さ60m・重さ数十トンの巨大さ、主部材の風車ブレード素材はFRPリッチでリサイクル困難、立地が僻地のために輸送コストが高い等にあります。

現状では重機で解体した風車ブレードは切断の後に現地の産業廃棄物処理業者が埋立処分しています。

3.補助金を活用した取組み

クリーンエネルギー設備の埋立廃棄をなんとか資源循環リサイクルしたいと、リサイクル事業者が環境省の補助金を活用して「FRP(繊維強化樹脂)を原料とする風車ブレードリサイクル実証事業」を令和4〜5年度に実行中です。

解体した風車ブレードを粉末加工して他の再生素材とブレンド成型することで、太陽光パネル下敷き地面マット等の再生合成樹脂としてリサイクルしていきます。

再生エネルギー設備の循環リサイクルというクリーンサステナビリティが構築できます。

環境省の実証事業およびリサイクル技術の進展に期待したいと思います。

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2023年08月06日

猛暑の試験

今日は、中小企業診断士1次試験の2日目です。

とにかく、この試験は過酷なのです。

科目合格制度もあって少しは受験しやすくなりましたが、猛暑の中、2日間にわったて試験が行われます。

合格率も2割という狭き門です。

私自身も15年前に受験した記憶が鮮明に思い起こすことができます。この時も猛暑、日陰を探しておにぎりを。

よく、診断士資格は足裏の米粒(取っても食えない)と揶揄されますが、実体験で申し上げると結してそんなことはありません。

また、私のように診断士として活躍?している人が沢山います。

ただ、言えるのは合格はスタート。

漫然と何の活動もしない人は診断士ならずとも、どんな資格に合格しても意味がありませんね。

受験生の皆様には、夢と希望を持って試験にチャレンジしていただきたいと思います。

9月5日が合格発表日、吉報を願います。
ラベル:診断士 試験
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2023年05月29日

幸運を引き寄せる能力

偶然におこった事象をとらえて幸運に変える能力をセレンディピティと言います。

もともとが、おとぎ話からきた造語serendipityから。

強引に日本語に訳す?と幸運を引き寄せる能力、となるのかと。

ピッタリでないとしても近い意味にはなると思います。

注意は、発見した幸運そのものではなく、能力であること。

ですから、よく、セレンディピティの高い人、低い人という言い方をします。

セレンディピティの高い人の事例では科学分野で、そのエピソードに事欠きません。

不安定な液体爆発物のニトログリセリンを安定化させようと日夜研究するがうまくいかない。

ある日、ニトロ保存容器に穴が開いて、漏れているのに気づき、大失態。

漏れたニトロは周囲の珪藻土に含くまれて固まっていたのですが、これがダイナマイトの起源ということです。

大失態から偶然に幸運を発見したんですね。

では、セレンディピティを高めるにはどうしたらよいか。

いろんな関連書籍がありますが、私なりの答えは、身近に尊敬する人を真似る事です。

たとえば、営業職の方で、尊敬できる上司や先輩がいたら、その行動や習慣を真似てはいかがでしょうか。

新しい組織、新しい人と出会い、セレンディピティを高めようと思います。
ラベル:仕事 幸運
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2023年05月14日

世界で進むアフターデジタル

診断士仲間の会合、テーマはアフターデジタル。

DX推進担当者が自社の取組みで参考となった書籍の「アフターデジタル2」の紹介と合わせて発表がありました。

備忘録兼ねて記事にします。

まず、ビフォアデジタルとアフターデジタル。

モバイルペイメントやIoTの例からもわかるように、行動データを高頻度に取得できるモバイルデバイスやセンサーが普及すると、データ化できないオフライン行動はなくなり、「オフラインがデジタル世界に包含される」ようになります。

そうした世界を私たちは「アフターデジタル」と呼んでいます。

それに対して、いまだ日本人の多くが抱いている「オフラインの世界が中心で、そこに付加価値的にデジタル領域が広がっている」という捉え方のことを、本書では「ビフォアデジタル(Before digital)」と呼んでいます。

ビフォアデジタル的な考え方が主流の今の日本では、デジタル事例を「企業に紐づく個別の取り組み」と捉えがちです。

しかし、デジタルが本当の意味で浸透すると、社会システムそのものがアップデートされ、様々な取り組みが「点」ではなく「線」、さらには「面」としてつながっていくのです。

「アフターデジタル」では成功例としてOMOを挙げています。

OMOはOnline Merges with Offline で、

オンラインとオフラインを融合して戦い方などを考えるデジタル企業の思考法です。

OMOを実現して成功したと紹介されているのが、中国の企業のフーマーの例。

フーマーは2016年に誕生したアリババが展開する会社です。

リアル店舗だけでなくオンラインショップもあり、顧客の都合に合わせて使い分けることが可能です。店舗数は100を超え、世界中から視察に来ているほど有名な会社になっています。

オンラインで欲しいと思った商品があれば店舗に足を運んで商品を確認し、そのままお店で購入できます。

お店で商品をチェックしてオンラインでまとめて購入することも可能で顧客一人ひとりのニーズに合わせた買い物が出来るのが特徴です。

成功の秘訣は生鮮食品の販売。

生鮮食品をオンラインでの購入は抵抗ある人でも、実店舗を知っているから安心して買えます。安心感を顧客に与えることで、売り上げを伸ばしているのです。

この本ですが、世界ではどのようにデジタルを活用しているのか、日本より一歩先に進んでいる欧米や中国ではどんなことにデジタルを使っているのかを学べます。

企業支援に取り組む診断士にもお勧めの一冊です。

ラベル:診断士 IT
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2023年04月04日

インボイス対応それぞれ

診断士協会所属団体での会合。

インボイス制度の方針について説明がありました。

備忘録兼ねて、記事にします。

まず、概要について。

年間売上高1,000万円以下の事業者および開業2年以内の小規模事業者は、消費税を請求しても納税せずに済んでいました。

こちら、今後は(実質)納税義務が生じます。

売上1千万円以下ですから、診断士の個人事業主では、多くの方が当てはまるのでは。

コンサルフィー10万円、消費税1万円で11万円の入金があり、本来、仕入と売上の消費税の差額を納税するのですが。

診断士だと、外注することなく自分でやることが、ほとんどなので仕入が無く、そのまま益税に。

これが、法人事業者相手に仕事をしている場合(いわゆるBtoB)は事実上インボイス登録をしない訳にはいかないでしょう。

インボイス登録をしないと得意先の事務負担を増大させるためです。(取引を打ち切られることも)

当所属団体の取引先も法人事業者であるため、その会員である私もインボイス登録をすることになります。

所属団体での方針ですが、インボイス登録自体は強制も条件ともしませんので、

登録者には、従来通り、消費税含んで支払し、未登録者は、消費税分を控除して支払いとなりました。

まあ、当然の方針なのですが、一方、別の所属団体では、仕入先経過処置を適用するとの方針があり、インボイス対応も所属団体それぞれですね。

以下もおさらいです。

1. 適格請求書保存方式(いわゆるインボイス方式)
  適格請求書とは、請求額に消費税を上乗せすることができる請求書等です。
  令和5年10月1日以降、請求額に消費税を上乗せするならば、インボイス登録しなければなりません。

2.申告納税への影響
  インボイス登録をした事業者は、消費税の申告納税をしなければなりません。
3.登録方法
 「適格請求書発行事業者の登録申請書」を所轄税務署に提出します
  (いたって簡単とのこと、書類1枚の提出)
  税務署から「適格請求書発行事業者の登録通知書」が届きます。(1か月くらい)
  この通知書にインボイス番号が記載されています。
  所属団体を通じて仕事を受けている診断士(私も)は、このインボイス番号を登録。
  
  また、インボイス番号は下記の公表サイトから確認することができます。
  ※国税庁適格請求書発行事業者公表サイト  
4.申請期限
 原則:令和5年3月31日、事情あれば10月までに。
 あれこれ避けて通れないかと思うところもありますが、そもそも申告すべきもの。
ラベル:診断士 消費税
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2023年03月19日

知財こそ人を幸せに、、

知財テーマに所属研究会で外部講師の講演を聴講しました。

備忘録兼ねて記事にします。

「知財こそ人を幸せにできると信じ22年! いま一度、原点回帰し、報恩の精神で、世界標準に挑みます!」

タイトルの通り、知財がテーマ。

日本の特許登録件数は、ここ十数年は毎年、約17万件前後で推移しています。

出願件数は、2006年の40万件から2020年の28万件に減少しています。

どう見るか意見がわかれるところですが、特許出願の厳選、量から質への転換が進んでいるとの見方ができます。

世界的には、アメリカを凌いで中国の台頭が目を引きますね。

知財戦略が国の経済力に大きく影響することは間違いないようで、企業においても同様、もって中小企業もです。

講演者の小川社長は、電機メーカーで電子制御機器の製造などに携われた後に発明好きが高じて2000年に実家裏手の借家を仕事場として創業されました。

その後の経歴がユニークで、塗装会社からの依頼をきっかけに生産管理などのコンサルティング業もスタートさせています。

その関連で取得したのが塗装技術の特許。

地球環境に優しい100%無機塗料、ゼロ・クリアとして販売されています。

また、天井クレーンの塗装品搬送で誤操作により社員が怪我をしたことを契機に安全操作できるコントローラーの開発。

これも特許登録し、主力製品に成長しています。

こちら着想の起点は、人に役立つ現場改善の発想からで、それを商品として世に出すためには、中小企業も知財が武器に。

思いは、知財こそ人を幸せにすると。

外部講師の講演を聴くたびに思うのですが、経営者の熱量がすごいんですね。

聴いている私も何か応援したくなり、ゼロ・クリアコーテイング商品を買いに行こうかなと。

直近では、国の補助金(卒業枠)の支援も得て、中小企業から中堅企業へ。

株式会社五合 代表取締役 小川 宏二氏

まだまだ五合目、これからと。

ラベル:診断士 知財
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2022年11月05日

インボイス登録のすすめ

先日は診断士所属団体での会合に。

会場とネット参加のハイブリット開催が定着したようで、今回はネット参加しました。

そのなかで所属税理士からインボイス制度についての説明があり、備忘録兼ねて記事に。

まず、今まで年間売上高1,000万円以下の事業者および開業2年以内の小規模事業者は、消費税を請求しても納税せずに済んでいました。

こちら、今後は(実質)納税義務が生じます。

売上1千万円ですから、診断士コンサルで個人事業主では、多くの方が当てはまるのでは。

コンサルフィー10万円、消費税1万円で11万円の入金があり、本来、仕入と売上の消費税の差額を納税するのですが。

手間でしょうということで免除されていたんですね。

法人事業者相手に仕事をしている場合(いわゆるBtoB)は事実上インボイス登録をしない訳にはいかないでしょう。

なぜなら、インボイス登録をしないと得意先の事務負担を増大させるためです。
(取引を打ち切られることも)

当所属団体の取引先も法人事業者であるため、その会員である私もインボイス登録をすることになります。

以下おさらい。

1. 適格請求書保存方式(いわゆるインボイス方式)
  適格請求書とは、請求額に消費税を上乗せすることができる請求書等です。
  令和5年10月1日以降、請求額に消費税を上乗せするならば、インボイス登録しなければなりません。

2.申告納税への影響
  インボイス登録をした事業者は、消費税の申告納税をしなければなりません。

3.登録方法
 「適格請求書発行事業者の登録申請書」を所轄税務署に提出します
  (いたって簡単とのこと、書類1枚の提出)
  税務署から「適格請求書発行事業者の登録通知書」が届きます。(1か月くらい)
  この通知書にインボイス番号が記載されています。
  所属団体を通じて仕事を受けている診断士(私も)は、このインボイス番号を登録。
  
  また、インボイス番号は下記の公表サイトから確認することができます。
  ※国税庁適格請求書発行事業者公表サイト  

4.申請期限
 
 原則:令和5年3月31日

 あれこれ避けて通れないかと思うところもありますが、そもそも申告すべきもの。

 関係する皆様も早めの登録を。私も早々に。
ラベル:診断士 消費税
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2022年08月12日

してから思考

先週、勉強会での意見交換、

昨今の不祥事、検査をごまかしたり、あり得ない所業が多いこと。

原因の中に、失敗を許容しない体質があるのかと。

上から高い要求を求められ、拒めず、誤魔化す、この連鎖が長きに続いていると。

もう一つの流れが、失敗の恐れから「してから思考」が生まれると言う。

この意見を聞いて成程と、経験則からも、あるなと思うのです。

システム導入の意志決定の場面、時間をかけて検討して尚、上長に相談してから、と。

してから思考だとチャレンジは先延ばしになり、結果として最も重要なリソースである「時間」が無駄になります。

革新的な取り組みは、時間とタイミングも大事です。

そう言えば、自身にも当てはまるのもが。

協会のプロコン養成塾での話。

指導員先生から君はいつ独立するの、、

はい、もう少し得意分野を勉強してから、、

、、その翌年、開業届をだしました。

ラベル:診断士 思考
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2022年03月27日

桜は転勤の季節

さいたま市には桜区があり、その名の通り、そろそろ見ごろの桜が、あちこちに。

この季節に届く便りに、転勤のご挨拶が混じり、

今も研究会開催の案内を出すと、転勤で東京協会退会の返信がありました。

転勤は、一大ドラマで人生の大きな転機ともなりますね。

単身赴任か家族を連れていくか、新しい赴任先に馴染むことができるか、不安いっぱいの気持ちを抱えつつも、
意外と淡々と物事が進みます。

転勤には良い転勤と悪い転勤があります。

左遷と言う名の転勤もあれば、老親介護のため近隣所在地に転勤を命じる温情人事もあります。
(リモートワークも進み、最近は転勤命令は少なくなった?かと)

中小企業診断士には、休止制度があります。

資格有効期間5年間の途中で休止申請すると最長15年間の猶予が与えられます。

もうお一人、関西へ転勤とのお便り。

こちらは、現状維持のまま転勤先でも協会に入会とのことです。

研究会にも定着したオンライン開催ならば支障なしと。

転勤悲喜こもごもあるかと思いますが、ご健勝を祈念いたします。
ラベル:診断士 転勤
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2022年02月05日

士業の確定申告

先週は診断士協会主催の講習会『自分でできる確定申告』に参加しました。

備忘録兼ねて記事にします。

今年も確定申告のシーズン、そろそろ準備にと考えるところですが、そもそも普段が大事。

今年の講習会ですが、オンライン開催とあってか数百人の参加者で大賑わい。

企業内診断士の方も補助事業関連でお仕事が多くなったのかな?、、と思いつつ。

診断士に限らず士業は、仕入原価が少ない(無い)のが特徴で、売上≒売上総利益

これに販管費(経費)を引いて営業利益となります。

この経費ですが、士業で悩む?のは家事関連費。

士業で自宅を事務所としているケースが多いかと。私もそうですが。

家事関連費は、業務の遂行上必要であることが明らかなものは、一定の要件の下に必要経費とされます。

例えば、電気代、インターネット代、自家用車、、など 

水道、ガス代などは、、逆になりにくいかな。

家事分と事業分との区分は、使用面積や点灯時間などの適切な基準によって按分することがポイント。

精緻に区分できないまでも社会通念に照らし合わせ合理的な基準が必要とのこと。

次に売上計上基準ですが、入金時か完了時か。

当然サービス提供完了時であると、診断士なら分かっていますが、、

売掛計上して、入金処理というのが面倒(こういう考えがいけません)というので、

普段は入金時点で、年末の期をまたぐ取引だけ売掛にするという人も多く。

コロナ禍対策の補助金は、前年同月の売上減少を要件にしていたりするので、ここはキチット。

会計ソフトについても、

近年は、クラウド型が主流で金融機関との連携も行え便利になりました。

これからと言う方には、こちらがお勧めです。

青色申告控除についても注意が必要で、E-taxで電子申請しないと満額控除が受けられません。

スマホかスキャナー(2千円くらい)を買って、マイナカードを読めるように。

事業者の経営支援を担う診断士としては、

自分で確定申告すると良いのではと思うのです。

ラベル:診断士 確定申告
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2022年01月23日

ものづくり企業のDX事例

昨日は、診断協会のイベントで武州工業、林会長の講演を拝聴しました。

備忘録かねて記事にします。

演題は、ポストコロナの組織・人事でしたが、

内容はより幅広くIoT,DXの取り組みも紹介されておりました。

実は、こちら武州工業のお名前をいろんな場面で耳にしていて、

中小ものづくり企業の先進事例に取り上げられている超有名企業です。

その会長のお話を直接聞くのは初めて、

武州工業株式会社、創業68年、年間売上17億円、従業員160名、青梅市に本拠を置き、連続黒字経営を継続している。

パイプ加工のスペシャリストとしてモノづくりの可能性を広げ、夢とビジネスを世界に発信し300年企業を目指している。

特長は、
・自動車用パイプの曲げ半径を小さく抑え、3次元の複雑な形状も自在に加工できる技術力
・生産工程の見える化で「1個流し」の独自生産体制を確立し新興国にも負けない価格を実現
・IoT,AIを活用し生産性向上を実現し、そのシステムを外販も
・1人で全工程を任されるやりがい。離職者はほぼゼロ、友人に入社を勧める社員も

講演で最も印象に残ったトピックスです。

取引先との価格交渉、、

全取引先に価格改定を要求されたんですね。1年の期限を切って。

ここにはポイントがあり、ちゃんとデータでエビデンスを示して。(ここが重要)

ほとんど無視していた取引先も期限が近づくに従い、各社反応が、、

データでコスト低減を行い、データで価格改定を実現しました。

まだまだ少ない、ものづくり企業のDX事例です。
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2021年11月27日

怒りのコップ

診断協会の講習会で学んだアンガーマネージメントについて、

自分整理を兼ねて記事にします。

喜怒哀楽の言葉の通り、怒りも感情表現のひとつ。

怒りは特殊な感情ではないがエネルギーが強く、他人だけでなく、自分まで苦しめる厄介な存在。

アンガーマネジメントは、怒りのメカニズムを知り、イライラしないためのセルフマネジメントです。

目標は、怒りにくい体質改善とコントロール術を身に着けること。

怒りの正体って何か?

自分の中の『べき』なんですね。

人はこうある『べき』のべきです。

『べき』に正解不正解があるわけではなく、その人にとっては真実ですが、他人がどう思うかは別ということ。

他人の価値観を許容できる器を「怒りのコップ」と呼ぶそうです。

コップの小さい人、大きい人、いろいろですね。

自分の『べき』の許容範囲を意識して広げる努力が必要となります。

怒りは必要な感情で無くすことではなく、上手にコントロールしたいものです。

怒りは、高いところから低いところに流れる性質がある。

上司は部下に怒り、部下は家で妻に怒り、妻は子供に怒り、子供は学校で自分より弱い同級生に怒る。

最悪の怒りの連鎖です。

アンガーマネジメントで、感情に振り回されない自分を。

自分の小さな怒りのコップを広げたいと思います。
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2021年03月16日

診断士の転勤事情

國神社の桜標本木のつぼみが開花し、開花宣言となりました。

ちょどこの頃、転勤の季節の到来となり、引っ越しトラックを頻繁に見ることに。

今年は、コロナの影響なのか、少なく感じるのは私だけでしょうか。

転勤は、一大ドラマで人生の大きな転機ともなりますね。

単身赴任か、家族を連れていくか、新しい赴任先に馴染むことができるか、

不安いっぱいの気持ちを抱えつつも、意外と淡々と物事が進みます。(自身の経験から)

転勤には、良い転勤と悪い転勤があります。

左遷と言う名の転勤もあれば、老親介護のため近隣所在地に転勤を命じる温情人事もありますね。(最近は無茶な転勤命令は少なくなった?かと)

懇意の企業内診断士からも転勤のご挨拶メールをいただきました。

しばらく(最低でも3年とのこと)診断士活動は休止せざるを得ません。

頑張っての言葉に加えて、休止申請だそうねと(休止申請すると最長15年間の猶予)。

協会でお付き合いのあるプロコンの方が、ZOOM会議の中でご挨拶。

ふるさと四国に里帰り、でも、今の仕事はそのまま継続です。

思わずナイスと。

みなさん、転勤悲喜こもごもあるかと思いますが、ご健勝を祈念いたします。
posted by ネット田中 at 09:43| 東京 ☀| Comment(0) | 診断士の協会活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月15日

2次試験;努力は報われるか

努力は報われる、

でも、報われない時もあるのが世の常です。少々長く生きると実体験でも。

ただ、時折、努力の方向性が違う場合もあります。

真面目で努力家の部下が徹夜残業して分厚いレポートを作りました。

駄目な点を指摘し作り直しを指示すると「一所懸命努力したのに」となり、指摘の仕方も誤ると極端にモチベーションを下げるんですね。

会社ではよくある話だと思います。

『努力は報われる』とよく世間一般に言われますが、報われないことも多く、

どんな努力も一瞬にして消えてしまう時も。

その時にくさる人は、努力の基準を自分の主観に置く傾向があるように思えます。

報われない現実を前向きに受け入れ、それでも淡々と努力を続ける人、

たとえば、努力が報われなかったけど、思い切って休暇を取り、もう一度、努力を続ける気力を戻せたならば、その休暇をとった事こそが最高の努力だと思うのです。

努力を続けられる人はいつかは報われると信じて。

2次試験合格発表がありました。約18%。

努力を続けて、報われることを願っています。
ラベル:診断士 2次試験
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2020年12月06日

できる目標;必要な目標

先日、埼玉県業種別テレワーク導入支援セミナーがありました。

基調講演が旭鉄工(株)木村社長、

IoTでは、中小製造業のリーディングカンパニーで広く知られた方です。

お会いしたこともありますし、講演も何度か見聞きしましたが、

IoTという技術分野もそうですが、社長手腕にも学ぶところが多いのです。

しかも、わかりやすく具体的。

このあたりは、トヨタ生産技術の根っこを感じられます。

IoTの仕組みで装置から情報を収集しますが、人には、社長から声をかけて集め、

たとえば、生産現場の人に、サイクルタイム10秒も短縮したね。どうやったの?と

嬉々として事細かく説明してくれるそうです。

なぜ15秒に短縮できなかったの? こう尋ねるとそうはいきませんね。

また、何秒という目標も、できる目標ではなく、必要な目標をと説くそうです。

そう。高い目標ではなく、必要な目標。

私も来年に向けて、必要な目標を立てたいと思いました。

今年一押しのお気に入り講演。

木村社長の講演、機会があれば是非どうぞ。

posted by ネット田中 at 10:59| 東京 ☀| Comment(0) | 診断士の協会活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月29日

診断士2次試験に向けてスタート

今週の火曜日に中小企業診断士第1次試験の合格発表がありました。

合格者は、過去最多の5,005人で合格率は42%でした。

例年30%前後の合格率ですので、今年は比較的難易度が低かったようです。

でも、これ自体あまりきにすることなく、10%代の年もあれば40%代の時も。

最終的には2次試験で調整が入るように思います。

2次試験までのストレート合格は10%未満ですから、合格者は2次試験に向けてアクセルを踏み続けて。

結して、今年ダメでも来年ワンチャンスあるよと考えないことです。

休むことなく、頭が一番活性化している今の状態で2次試験を乗り切ってください。

ところで、昨年も申し込むも辞退した友人に尋ねると、コロナ禍で申し込みできなかったそうな。

そうですね。

いろんな資格試験が延期または中止されるなかで、診断士試験よく開催してくれたと思います。

2次試験向けてスタートです。
ラベル:診断士 1次試験
posted by ネット田中 at 09:54| 東京 ☀| Comment(0) | 診断士の協会活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月27日

開催確定;中小企業診断士1次試験

この時期は、毎年この種の記事を書いてます。

例年、8月第一週の土日が試験日ですが、今年は、オリンピックイヤーで7月に前倒しとなっていました。

そこにコロナ渦。

受験生もヤキモキしたでしょうね。

今週、試験開催の確定通知がありました。

受験証の配布に遅れがありますが、予定どおり、7月11日、12日行われます。

地方からの受験の方は、宿泊予約は早めが良いと思います。(例年と違い読めないので)

今年の傾向予想ですが、受験者数は確実に減少するでしょうが、あまり合否には影響しなさそうです。。

まあ、合否の点数基準(足きり40点で平均60点)が明確なので仕方ないですが、

微妙に、点数調整する年もあったようなので、あればラッキーぐらいに捉えましょう。

試験問題自体は、コロナ渦前に作られていますので、特に変化なく、まんべんなく。

私が受験した17年前と配点が違えど科目は同じ。鉄則は、昔から変わらず苦手科目の克服です。

特に、財務と経営情報は、その人のバックボーンによって強い苦手意識があります。

絶対に40点切っちゃダメ。

残り2週間、苦手科目の過去問5年分の基礎問題部分を覚えてしまうくらいに繰り返しましょう。

受験生の皆さんにエール。

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以下は、試験概要

試験日:令和2年7月11日(土)・12日(日)

合格発表日: 令和2年8月25日(火)

7月11日(土)
09:50 〜 10:50 60分 100点 A 経済学・経済政策
11:30 〜 12:30 60分 100点 B 財務・会計
13:30 〜 15:00 90分 100点 C 企業経営理論
15:40 〜 17:10 90分 100点 D 運営管理( オペレーション・マネジメント )

7月12日(日)
09:50 〜 10:50 60分 100点 E 経営法務
11:30 〜 12:30 60分 100点 F 経営情報システム
13:30 〜 15:00 90分 100点 G 中小企業経営・中小企業政策
ラベル:診断士 1次試験
posted by ネット田中 at 11:44| 東京 🌁| Comment(0) | 診断士の協会活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月16日

結果にコミットする板橋モデル

全国47都道府県に中小企業を支援する「よろず支援拠点」が置かれています。

この契機になったのが、板橋区立企業活性化センターの経営改善チームの活動。

全国の手本として、板橋モデルと呼ばれています。

昨日は、埼玉診断協会の定例会で中嶋センター長からお話を聴く機会を得ました。

とてもリアルな体験談を交えたお話で、そうだよなと思わせるシーンがたくさんありました。

銀行にも、行政にも踏み込めない(踏み込みずらい)でも、とても重要な役割を担っていると。

24時間365日いつでも対応し、どんな経営状態でも、敷居を設けないと言います。

また、必要ならなんでもやる。

資金繰り表が作れないなら、作り方から、表計算ソフトの使い方まで指導すると。

そして、事業再生の結果にコミットするのです。

中嶋センター長は、支援チームでの活動が重要と説きますが、束ねるリーダーも重要と推察します。

まさしく、伴奏型支援の実践ですね。

支援での注意点の一つに、経営者に100%寄り添っては、ダメと言います。

80%寄り添い、20%は冷静なもう一人の自分が必要と。

理屈だけでなく、実践して結果を残した深いお話しでした。

今後のよろず支援拠点の活動に注目したいと思います。
posted by ネット田中 at 11:00| 東京 ☁| Comment(0) | 診断士の協会活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする