偶然におこった事象をとらえて幸運に変える能力をセレンディピティと言います。
もともとが、おとぎ話からきた造語serendipityから。
強引に日本語に訳す?と幸運を引き寄せる能力、となるのかと。
ピッタリでないとしても近い意味にはなると思います。
注意は、発見した幸運そのものではなく、能力であること。
ですから、よく、セレンディピティの高い人、低い人という言い方をします。
セレンディピティの高い人の事例では科学分野で、そのエピソードに事欠きません。
不安定な液体爆発物のニトログリセリンを安定化させようと日夜研究するがうまくいかない。
ある日、ニトロ保存容器に穴が開いて、漏れているのに気づき、大失態。
漏れたニトロは周囲の珪藻土に含くまれて固まっていたのですが、これがダイナマイトの起源ということです。
大失態から偶然に幸運を発見したんですね。
では、セレンディピティを高めるにはどうしたらよいか。
いろんな関連書籍がありますが、私なりの答えは、身近に尊敬する人を真似る事です。
たとえば、営業職の方で、尊敬できる上司や先輩がいたら、その行動や習慣を真似てはいかがでしょうか。
新しい組織、新しい人と出会い、セレンディピティを高めようと思います。