ブッダは怒りを全面否定しました。
人は(私自身も何気に)年中、何かに怒っていますね。
この本では、怒らない人は、幸福を得る。と明快に説きます。
その理由が、とても論理的で納得感があるんですね。
怒りについても、詳細に分析していて、数種類に細分化し、その違いと対処法が書かれています。
自分が何かに怒って、一番損をして不幸になるのは、自分自身。
何か、読み終わった後、自分の怒りについて冷静に分析するようになりました。
仏教の教えにもふれていて、若干難解ですが、そうだよな〜という印象を受けます。
自分が怒ったとき、その理由を冷静に客観的に分析してみると、
自分の好き勝手にいろいろなことを判断して怒っている、というしくみがあります。
これは、他人に対する怒りだけでなく、自分自身に向けられる怒りも同様。
怒りの根っこには必ず、「私が正しい」という思いが存在するんですね。
悩みやストレス解消にも、是非、読んでいただきたい一冊。
アルボムッレ・スマナサーラ 怒らないこと サブタイトル;ブッダのアンガーマネージメント
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