2021年12月19日

コロナ禍、銀行との付き合い方

さいたま総研、定例会兼納会。

公庫出身の方からミニレクチャ ”銀行との付き合い方” 備忘録兼ねて記事にします。

1.信用の貯蓄

コロナ融資、

リスケ先でも借りられた事業者

無借金なのに、なかなか借りられなかった事業者

何が違ったか?・・・

会社の財務データがない=定量データ
                               
経営者の人となりが分からない=定性データ

お付き合いの無い事業者は、データが無く融資のハードルが高ります   

返済を重ねることで信用が貯まる、信用の貯蓄をしましょう。

2.銀行は見込み客の宝庫

銀行主催のビジネスマッチング商談会、各支店でも様々な会合を開催されています

積極的に会合に参加し自分を売り込んでいきましょう

銀行は融資だけの場所ではなく見込み客の宝庫です。

3.どの銀行と付き合うか

1行取引は危険である。

メガバンクは方針転換で優良貸出先でさえ新規貸し出しを抑え、

地銀・信金合併は融資枠の減少が、、

中小事業者なら信金・信組を中心に複数行と付き合うのがベスト

ちなみに、逃げ足の速い銀行はどこか

メガ ⇒ 旧相互系地銀 ⇒ 地銀 ⇒ 信金・信組 ⇒ 商工中金 ⇒ 公庫

こちらの順かと、政府系はセーフティーネット貸付があるので逃げ足が遅い

4.資本性劣後ローンの登場

銀行から融資を受ける場合、担保や保証人が必要で、これで躊躇する創業希望者や経営者が多いのも事実。

特に、数々のリスクを持つスタートアップ企業。

資本性ローンは新規事業等に取り組む中小企業の財務体質強化のために、資本性資金を供給する制度。

他の債権に劣後する融資で、出資に近い資金の調達、つまりは負債ではなく資本としてみなすことのできる資金の調達。

但し、公庫融資は民間との協調融資が必要で、、

お近くの銀行と普段から取引を続けて、信用を貯蓄し、新規事業やコロナ禍のような事態には政府系を利用する。

コロナ禍の今現在、融資姿勢は極めて厳しくなっているそうです。

銀行との付き合い方も見直す機会に。            
ラベル:診断士 融資
posted by ネット田中 at 10:51| 東京 ☀| Comment(0) | 診断士の中小企業問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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