現在の中小企業は、人口減少下に加えコロナ禍で業種によっては一気に市場が消失してしまっています。
ちょうど、スイミーに出てくる、小魚のように大海原に放り出された状態。
そこで、一匹の巨大魚のように群れることで外敵から身を守ったのと同じような知恵と工夫が求められます。
中小企業は、せっかく高品質な製品やサービスを生み出しても、それを言語化してアピールすることが上手くないと感じています。
自分の強みをきちんととらえて言語化することに慣れていない。
現在、専門家派遣での支援先も同様で、せっかくの技術も上手く外部発信できていない。
社内へもしかり、同業者へもしかり。
言語化して仲間を呼び込むことが大事で、自社のDXのベースにもなってきます。
スイミーは、大きな魚に食べられることなく自由に海を泳げるように、みんなで集まって大きな魚のふりをして泳ぐことを提案します。
そしてスイミーは自分だけが黒い魚なので、自分が目になることを決意するのです。
かくして、小魚たちは大きな魚を追い払い、岩陰に隠れることなく海をすいすい泳げるようになったのであった。
繰り返しになりますが、言語化して周りを巻き込むことが大事。
診断士は、こういった言語化が得意分野かと。
中小企業のスイミー戦略を後押ししたいと思います。