SDGsという言葉がなかった時代です。
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地球は有限である。
ありふれた言説ですが、企業経営もサステナビリティ(持続可能性)を損なわない経営が求められているそうです。
具体的には、3つの転換が求められるそうですが、その内の1つ。
フロー重視経済からストック重視経済への転換です。
経済学では、フローは一定期間につくられる付加価値(1年間の合計をGDPと言いますね。)のこと、ストックは、一定時点での経済財の存在量のことと定義されます。
高度成長期は、戦後の復興からのストック不足を解消するため、大量生産、つまりGDPを増やすことに国をあげて邁進しました。
させ、今後はというと、蓄積されたストックを有効に活用し、ストックの中で寿命がきたり、壊れたり、建て替えたり、需要に見合ったモノをつくればよい時代に移ってきています。
例えば、、、日本の自動車産業
約35兆円の売上構成比率をみると、新車の売上は約3割で、残りの7割が修理、中古販売、保険、金融リースなどのサービス分野となっています。
新車販売台数が年間約500万台 廃車も約500万台です。
もはや、自動車産業は、ストックとして存在する国内8000万台の有効活用で成り立っていると言えます。
もうGDP伸び率(フローの伸び率)を競う時代は終わったのではないでしょうか。
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SDGsの時代です。
ラベル:SDGs
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