2020年07月12日

バックキャスティング思考

経営デザインシートを題材にした連載記事とSDGsを題材にした連載企画提案書を書いています。

これら両テーマの共通項としては、バックキャスティング思考で進められていること。

現状からの積み上げでは無く、あるべき姿(ありたい姿)から逆に思考する方法ですが、

ケネディが月に人類を。アポロ計画がまさに、この思考法です。

1969年に白黒テレビで月に降り立つ人の映像がうっすら記憶にあります。

10年足らずでやり遂げたんですね。

いま、日本でこの思考法が注目されている?(私はそう思い込んでいる)のは、何か突き抜けない閉塞感が意識にあるのかな。

フォアキャスティングのように現状からの積み上げが長らく日本のお得意だったのですが。

それが、あちこちでイノベーションのジレンマに見舞われていて、、

たとえば、今流行りのキャッシュレス決済でも、発展途上国がショートカットして、同等かそれ以上になっている事実。

このバックキャスティング思考でビッグピクチャを描き、実現に向けての移行戦略に、お得意のカイゼンが加わればと思うのです。

自分自身の整理のために、メリット・デメリットを書いてみます。

メリット

・長期的な課題、正解がすぐ見つからないものに向いている

・自由な発想で前向きに取り組める

・目先の利害関係を超えたパートナーシップも築くことができる(これ大事かなと)

デメリット

・短期的なアクションプランには向いていない

・実施困難なものもある

・継続するモチベーション維持が難しい

中小企業事業者の皆さんに、バックキャスティング思考のススメ。

いかがでしょうか。
posted by ネット田中 at 11:16| 東京 ☀| Comment(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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