債務超過企業のBS/PLを事例に改善提案を行う実践的な研究会です。
その中で、講師から中小企業診断士って名称がチョット上目目線ですよね、という問いかけ。(脱線するのも、これ楽しい)
最初は、中小企業の経営を支援する担当者(当時は公務員です)は、中小企業支援員と呼んでいたそうです。
なるほど、こちらのほうがマイルドな呼び名ですね。
そこで、ちょっと中小企業診断士の起源を調査すると、まず、中小企業庁が1948年に発足しています。
たぶん、この時の担当者を中小企業支援員とか相談員とか、呼んでいたのではと推測します。
1952年に中小企業診断員登録制度がスタートし、無試験(認定ではなく登録制)で公務員のみの資格だったんですね。(うらやましい限り)
そして、1962年にお馴染みの中小企業基本法が制定。
同年に、中小企業診断制度及び中小企業大学校による養成課程制度がスタートしています。(工鉱業と商業の2部門)
よって、中小企業診断士の起源は、1952年の診断員登録制度ということでしょうか。
さすが、歴史のある資格と再認識しました。
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