2018年12月23日

出国率に隠れた格差

インバウンドと言う言葉は、頻繁にでてきますね。

外国人の観光客は、年々増え、10年前の年間800万人から今年3000万人に激増しました。

一方、逆に日本人が海外に出かけるアウトバウンドは、年間約1700万人(日本旅行業協会2014年度調べ)で20年前とほぼ変わらないそうです。

地球上をいろんな人が活発に動き回る時代にあって、これはあまりに低いかなと思えます。

人口に対して海外出国者数を割った値を出国率と言いますが、国際比較するとわかり易いですね。

日本が13.3%に対してトップはシンガポールの163%ですから、人口より出国者数のほうが多いんです。

全体を眺めると、隣国と地続きにつながっている国で人口が少ない国が高い出国率となっています。

例えば、人口の多い中国は約7%で、アメリカも10%前後です。

ところで、日本の出国率が増えない理由に、若年層人口が減っているからと言われていますが、もう一つ理由が。

若年層では、毎年数回海外に出向く人と全く出ない人に2極化されているそうです。

ここにも隠れた格差が見てとれます。
posted by ネット田中 at 14:57| 東京 ☁| Comment(0) | 診断士の国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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