実際の企業価値より高い金額で買収した場合、その差額をのれん代と呼びます。
この、のれん代なるものは、ブランドイメージなど帳簿にのらない付加価値というわけです。
でも、これを見誤ると大変なことになるのは、実例でもあきらかですね。
東芝のウエスティングハウスの買収では、有力視されていた三菱重工を振るい落とし、相場の3倍で落札したのです。
また、日本郵政は、オーストラリアの物流大手を6000億円で買収しました。
後は、ご存知の通り、東芝は倒産の危機に、日本郵政は、なんと4000億円の費用計上し、初の最終赤字となりましたね。
M&Aは、企業が成長を目指す積極性の表れともとられるので、それ自体悪いことではありません。
ただ、企業価値を見誤ると、のれん代が重くのしかかり、減損処理(のれん代を損失として計上)を強いられます。
ちなみに、日本企業で最大ののれん代をを計上している会社は、どこでしょうか。
ソフトバンクの約4兆円とのことです。
M&Aが成功する(している)企業と失敗している企業の違いに法則があるのがお分かりですか。
答えは。。。
それは、創業社長かサラリーマン社長かの違いです。
いかがでしょうか。
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