2018年10月20日

品質不正とQCD

またかと呆れる方も多いかと。

油圧機器トップメーカーの免震データ改竄が発覚し、大わらわですね。

これ以外にも鉄鋼、自動車ほか日本の名だたるトップメーカーの品質不正が後を絶たないはなぜでしょうか?

もう、モノづくり大国日本も終焉と嘆く前に共通する問題をあぶりだして考えてみるべきではと思うのです。

現場管理の問題、いやいや人手不足が根源といろんな課題があがりますが、視点を変えてQCDに着目します。

一連の問題は、すべてQ(品質)問題です。

そこには、C(コスト)とD(納期)を守るために、Qが犠牲となる構造的な欠陥があるのではとの仮説です。

激しい国際競争の中、コストダウンを求められ、人員が削減され、その結果として現場に余裕が無くなってはいないか。

納期順守の重圧に負け、多少の基準はずれは許されると、甘えはないか。

品質を担保するためのコストと納期であるべきではないか。

ここらあたりが逆転しているように思えるのです。

低コスト・短納期勝負から品質勝負へ。

ちょっと高くても、ちょっと時間がかかっても良い品質のものを私は望みます。

いかがでしょうか。
ラベル:診断士 品質
posted by ネット田中 at 11:22| 東京 ☀| Comment(0) | 診断士の社会問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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