何事も果敢に挑戦してきた若かりし頃が懐かしく思えるくらいです。
人は、なぜ、年を重ねるごとに慎重になるのか?
私の答えは、守る者が多くなったから、と思うのです。
独身の頃、どんなムチャをしても、跳ね返るのは自分自身にだけ、守る者は自分ひとりです。
結婚をすると、二人になり、子供ができて三人と増えてきます。
会社では、いつの間にか後輩を指導する立場になり、部下ができれば、評価する立場になって、その人の生活に影響をあたえることになります。
慎重になるのは良いことなんですね。
ただ、守る者が多くて重すぎて、悲しい決断をする人も絶えないのが現状です。
親の介護、家族、会社、地域社会などなど、中年サラリーマンの肩の荷が下りるのは何時のことやら。
そんな中でも、一つの区切りに定年があります。
家庭では子供も大きくなり、会社では一仕事終えることになります。
定年は挑戦のはじまりだと思い、徐々に助走に入る私です。
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