マイクロソフトのビルゲイツ氏が入社試験に採用したことから、世界的に有名になりました。
診断士も、このフェルミ推定がお好きなようです。
飲食業研究会で店に入ると、途端に、収益換算が始まります。
店舗の広さを目算し、賃貸料を計算。席数と客数から大まかな回転数を計算。食材から食品原価を計算。赤字か黒字か途端に計算します。(本当に当たっているかは別として)
こういう、フェルミ推定ですが、診断士は大好きで自頭力を鍛えるにも有効です。
私も一昨日に入った人気飲食店、オールセルフですがワンコイン(五百円玉)で定食をいただける、ありがたい店。
なんと、30席近くある店内で従業員はたったの1人、会計も含めてですよ。
レイバーコスト(人件費)を最小限に抑えて月間40万円の黒字と推定しました。
このフェミル推定ですが、日本では、『地頭力』という呼び名で紹介され、日本でも流行に。
もともとは、イタリア生まれのノーベル物理学者のエンリコ・フェルミが亡命先のアメリカの大学で学生に出した問題が発祥でこの名が付けられています。
しかし、この考え自体は、マーケティングやビジネス分野では、もともとよく使われていました。
一見つかみどころが無い問題でも、論理的に仮定を組み立てていくと解答にたどりつきます。
記憶力が頭の良さの尺度としてきた、日本の教育にも影響あるかなと、考えさせられます。
さて、貴方もマイクロソフトの入社試験の問題にチャレンジして見てください。
問題:世界にピアノ調律師は何人いますか?
中小企業診断士はフェミル推定が大好きなようです。
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