最近の経済動向を表す言葉に『モノ消費からコト消費へ』というのがあります。
モノ(商品)事態の所有に価値を見出す消費傾向を『モノ消費』と言い、商品・サービスから得られる体験に価値を見出す消費傾向を『コト消費』と言います。
訪日外国人による インバウンド需要でも確実にその傾向が見られるようです。
2月16日は中国の春節(旧正月)で日本にも休暇を利用して多くの中国人が観光に訪れています。
数年前には、爆買いという言葉が流行ったように、家電量販店や百貨店に大挙して押し寄せ、まさしく、モノ消費が主流でした。
そんな中、リピータを中心に日本での楽しみ方も変わってきており、忍者体験や着物着付けツアー体験から、身近な居酒屋チェーン体験など様々なコト消費へのシフトです。
また、中国人観光客が訪れているのは、有名な観光スポットばかりではないのが特徴で、例えば、静岡県裾野市の「ぐりんぱ」には、外国などから来る外国人専用のゲレンデがあって大賑わいです。
冬の寒い時期に日本でもスキーなどの雪遊びを目的に来日する人が増えており、地方へのインバウンド需要も大きなものがあります。
ある意味、日本人が見向きしなかった、隠れた観光資源が地方にいっぱいあるということで、『コト消費』に地方創生のヒントがありそうですね。
モノ消費からコト消費へシフトするなか、供給側もモノづくりからコトづくりが重要になることでしょう。
2018年02月17日
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