フィンテックはフィナンシャル(金融)とテクノロジー(IT技術)からきた造語です。
フィンテックを巡って、日本の銀行が危機感をあらわにしています。
銀行の3大業務は、預金、貸付、為替と言われていますが、貸付と為替がフィンテックによって取って替わりそうなのです。
まず、貸付で言うと、フィンテックの一つでクラウドファンディングがあります。
これは、銀行を通さず、ネットを通じて直接、個人から少額の出資金を募るのですが、その商品や事業内容に魅力を感じた人がお手軽に投資できるのです。
特にスタートアップ企業に有効で、銀行で融資を申し込むと、2期分の決算書(起業まじかで、そもそも無い)や事業計画書、担保など、時間だけかけたあげく融資できませんとなります。
為替についても、フィンテックの一つで仮想通貨があります。
ビットコインというと聞き覚えがあると思いますが、投機目的の購入者が多いとのことですが、一番の売りは、為替(送金)の手軽さと安さなんですね。
フィンテックについては、アメリカが断トツに進んでいて、先の事例以外にも驚くべきサービスが続々誕生しています。
日本の銀行も遅ればせながら対策に乗り出しましたが、ほぼ周回遅れと言われています。
日本に住む私たちの生活に実感がまだ無いかと思いますが、現金主義の傾向が強い日本の風土が浸透を遅らせているとの指摘もあります。
近い将来には、銀行のいらずの時代が来るかもしれませんね。
今後のトレンドに注目したいと思います。
2017年09月17日
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