2017年09月10日

普及しない電子書籍

通勤電車でのお馴染みの光景はスマホに熱中している姿ですが、電子書籍については、あまり見かけませんね。

日本での普及率は、書籍総売上の20%弱とのことで、アメリカの約40%と比べると、あきらかに普及が遅れているように見受けられます。

アメリカで普及している理由には、本を買いに行くまで車で30分から1時間というのが基本スタイル(もちろん、大都会では徒歩圏にありますよ)で不便、また、本の値段も高くて、紙の質が非常に悪いのです。

単行本のハードカバーで30ドル以上が普通とのことですので確かにチョットお高いかな?紙質も藁半紙かと思われる粗悪さですから、これは、納得です。

日本で普及しない、もう一つの理由は、紙媒体に比べて、品ぞろえが少なすぎるのです。

その理由には、アメリカと日本での著作権の取り扱いの違いがあって、アメリカでは出版社に著作権が譲渡されていて、電子化が早く進みます。

日本では、電子版を出すのに作家から別に許可をもらう必要があって、どうしても遅れがちになります。

また、日本の人気作家には、電子化に反対している作家も多くいて、手間とコストから品ぞろえが増えない原因となっています。

ところで、もし、日本でも全作品が電子化されれば電子書籍を利用するかと問われれば、私は、ハッキリとノーと言います。

キンドルなど専用端末だと何百冊もの書籍が持ち運べると言いますが、世の中に普段から何冊もの本を持運んで読んでいる人が、いったいどのくらいいるのでしょうか。

私は、電子版はスマホの新聞購読で十分、持ち歩くのには、読みかけの本1冊で十分です。

いかがでしょうか。
ラベル:診断士
posted by ネット田中 at 13:17| 東京 ☀| Comment(0) | 診断士の社会問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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