昨日は、協会支部主催の『実務補習および実務従事副指導員説明会』に参加致しました。
実務補習については、中小企業診断士資格の受験者が最後に通る関門です。
2次試験合格後、3年以内に1回5日間の実務補習を3回、合計15日間の実務補習修了を持って、ようやく、資格登録となります。
平成29年度は2月1日〜3月12日の土日を中心に実務補習の予定が組まれていますので、12月26日の2次試験合格発表のあと、すぐに(〜1/9期限)、申し込むことを強くお勧めします。
正直、3年あるわと一息入れると、もっと、辛くなりますので、頭の中が最高レベルのコンディションにあるうちに無理をしてでも参加すべきと個人的に思います。
実務補習では指導員という先生がお一人ついて、診断先の総合診断を行うのですが、指導員になるには、高いハードルがあります。
1.診断協会に入会し会費を納めていること
2.診断士資格を取得して5年以上の実務経験を有すること
3.副指導員の経験を1回以上有すること
上記が指導員登録要件ですが、副指導員の経験が一つのハードルとなります。
というのは、公募という仕組みは無くて、副指導員自身が指導員先生を見つけて、実務補習をやらせていただくようお願いしないといけないのです。
これって、まず、何も診断士活動をしていないと指導員と出会うことも、ままならないでしょうね。
協会に入会し、研究会や協会運営に参加しつつ、いろんな指導員先生に顔を覚えてもらい、人間性や仕事ぶりも認めてもらって、お願いするパターンが典型的な例かと。
従って、このブログのタイトル通り、普段から診断士資格を生かす活動が重要となります。
ちなみに、高齢化の波は診断士にも波及していて、ベテラン指導員が高齢化で引退し、指導員は大変不足しているようです。
また、実務補習は法令に基づき厳格に実施される分、指導員には重い責任があるのですが、謝金に関しては正直、低いことから、ボランティア的な要素もあり、なり手も減少傾向のようです。
それであっても、中小企業の支えとなる診断士を育てたいという熱い志のある指導員先生によってなりたっています。
副指導員登録には、資格取得3年以上という基準だけですので、あとは、指導員先生を見つけて交渉です。
基本、謝金はありませんが、自分で診断先を見つけ指導員先生にお願いすると謝金を折半(交渉による)もあるとの話を聞きます。
企業内診断士の私のメリットは、診断スキルの向上に合わせて実務ポイントが取れるのが良いですね。
もうお金を払っての実務ポイント取得は卒業したいと考える今日この頃です。
指導員を目指して第一歩の副指導員に登録しようと思います。
2017年08月27日
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