2017年08月25日

パレートとロングテール

顧客の上位20%で売上高の80%を占めている場合を20-80法則またはパレートの法則と言います。

これって、実際にパレートさんがそう言ったのではなく、どちらかと言うと経験則から導き出されたものです。

ビジネスの世界では、物事を重要なものから処理したり、改善効果の高いものから着手するのが王道とされていますが、パレートの法則は、こうした優先順位付けに大いに役立つんですね。

この法則を利用した管理手法をパレート分析と言いますが、診断士の試験ではABC分析として最重要事項の一つとなります。

ABC分析は、例えば、累積売上高割合が全体の70%を占める商品群をAとし、70%〜90%の商品群をB、90%〜100%の商品群をCという様に分類します。

そして、売上高への貢献度の高いA群に分類された商品は、商品発注、在庫管理、販売管理などにおいて重点的に管理し、逆にC群は簡易な管理でとどめようということになります。

これって、とても理解しやすいし、納得感がありますね。

ただ、このリアル店舗を前提とした管理手法に対して、ネット販売の時代が到来したことで、重要と位置付けたA群に対してC群が注目されてきました。

これがロングテール論です。

ネット販売では、在庫管理に力を入れる必要も無く、リアル店舗と違い、各段に多数の商品を扱えるからです。

C群はグラフにすると恐竜の尻尾のように少ない売上をたくさんの商品で構成されていて、管理の手間が省ければ、おいしい商品群と言えるのです。

パレート分析(ABC分析)は取扱商品を重要度で分類する優れた管理手法ですが、ネット販売の特徴である、検索機能と在庫コストの減少によって、C群に属する商品が増え、全体の売上高に与える影響が大きくなってきています。

これからは、ABC分析に加えて、ロングテールを意識し、商品とユーザとの出会いをどのように作るかが課題となってくるでしょうね。

いかがでしょうか。
ラベル:診断士 経営 分析
posted by ネット田中 at 14:42| 東京 ☀| Comment(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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