2017年08月20日

強者の戦略と弱者の戦略

軍事戦略で使われていた理論を経営に置き換えたもので、日本で最も良く知られているのが『孫子の兵法』ですが、最も現実的に取り入れられているのが『ランチェスター戦略』です。

ランチェスター戦略では、大企業がとるべき戦略を「強者の戦略」として、中小企業がとるべき戦略を「弱者の戦略」と名付け、両方の立場から経営戦略(特に営業戦略)について説明しています。

ただ、単純に「強者の戦略」といっても大企業であればどの企業でも強者であるわけではなく、中小企業でも、ある分野では強者になることができますし、逆に、トヨタ自動車のような超大手企業でも、ある分野では弱者になることもあります。

ランチェスターというのは、イギリス航空工学の専門家、ランチェスター氏の名前からきています。

彼は、第1次世界大戦を通して、戦い方における兵力の割合と損害量の関係を研究し、2つの法則性を提言しました。

孫子の兵法との違いは、戦争戦略をはじめて科学的に分析したことです。

また、2つの法則と言うのが、とてもシンプルな法則なのです。

第1法則は、兵器の性能が同じならば、兵士が多いほうが勝つ。

第2法則は、兵力の多い軍隊が、少ない軍隊に勝つ。

企業戦略に応用されたのが、第2次大戦後、フォルクスワーゲン社をカナダ進出に導いたとされています。

日本では60年代に田岡信夫氏という経営コンサルタントがランチェスター戦略をモデルに販売における競争戦略を構築したのが始まりです。

ランチェスター戦略の最大の特徴は、強者と弱者の戦い方の違いを提示しているところです。

強者の基本戦略は、広域で総合戦、集団型の戦い、短期決戦、圧倒的な兵力(営業力)です。

一方、弱者の基本戦略は、接近戦、一騎討ち、一点集中となります。

先にも言いましたが、必ず強者の大企業が勝つわけでは無く、ある市場では強者でも別の市場では弱者となるところが、大企業、中小企業問わず、経営に活用されている点です。

貴方の会社では、どちらの戦法を採用しますか?強者でしょうか?弱者でしょうか?

そう、自社のポジションをしっかり把握するのが先なんですね。

いかがでしょうか。
ラベル:診断士 経営理論
posted by ネット田中 at 10:17| 東京 ☁| Comment(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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