ただ、分厚い本なので、書店で手に取ってはスルーしていました。
ワーク・シフトの著者で有名なリンダ・グラットンさんと、経済学者のアンドリュー・スコットさんの著書です。
現在の平均寿命が、おおよそ男性81歳で女性が少し長生きの87歳ですが、2007年生まれの10歳の子供は50%の確率で107才(2114年)まで生きるそうです。
実は平均寿命って、生まれてすぐに亡くなる赤ちゃんも含んでいるんですね。
ですから、医療の発達していない昔の平均寿命が必然的に低く統計上表れてきますが、今後の医療技術の進歩などにより平均寿命は確実に伸びるそうです。
そう、人生100年時代の到来です。
たしかに、100年を生きると思えば、今までの人生設計も変化(ライフ・シフト)すべきですね。
教育を受けて、仕事をして、老後引退という3段階の人生から、「マルチステージ」の人生へと様変わりするとしています。
これからは、この3段階の人生は終わりとなり、マルチステージの人生へと移行し3ステージが追加されます。
@エクスプローラー Aインディペンデント・プロデューサー Bポートフォリオ・ワーカー
そして仕事ステージと教育ステージと合わせた「5つのステージ」を、いったりきたりする人生になります。
このようなマルチステージの人生を生きるには、お金という有形資産以外に、4種類の無形の資産を作ることが大切と述べています。
能力、健康、人脈、パートナーの4つです。
シニア世代に近づいた私も100年と言わずとも90歳ぐらいまで(両親は90歳超えていまだ元気)は、生きるとして、今からでも遅くない。
有形資産は無理でも、無形資産は築いていこう思いました。
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