従来は、離島など僻地で医療などが届かない場所のみに認めていましたが、規制改革の波もあってか、2015年8月の国の通知文書1本で事実上全面解禁となりました。
スマートフォンやパソコンのビデオチャット機能を使い、インターネットを介して医師が診療を行うネット診療が、普及へと大きく動き出した第一歩でした。
患者のメリットとして家にいながら待ち時間なく再診が受けられたり、慢性病の方にとっては、治療を続けやすいという点があげられます。
医者や病院側も通院が困難な人にも続けてもらいやすく患者との情報も共有しやすというメリットがあります。
ただ、ネット診療も始まったばかりで、対面診療との組み合わせで制度的にも、まだまだ改善すべき点が多いようです。
例えば、ネット診療の安全性や有効性に関する評価やルール決めが必要ですね。
政府も適切な運用に向けたガイドラインを策定する方向で、次の診療報酬改定では、ネット診療に一定のインセンティブを与え、後押しする方針を打ち出しています。
健康長寿社会への取組の一つとして評価したいと思うのです。
いかがでしょうか。
ラベル:診断士
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