今回の法改正は、 個人情報に該当するかどうかの判断が難しい、いわゆる「グレーゾーン」を個人情報の定義を拡充することで解消するのが狙いとされています。
一昨年、Suicaの情報を売買したとかでニュースになったのをご記憶でしょうか。
Suicaの情報で自分の行動が監視される?この情報、個人情報保護対象なのって議論されましたね。
そこで今回登場したのが匿名加工情報です。
匿名加工情報とは、個人情報を加工することで、個人を特定することができない。
尚且つ、加工する前にも戻すことができない状態にした情報のことです。
この情報には、個人情報に関するルールは適用されませんので、やっかいな、本人の同意をとらなくても良いんですね。
これらの情報を自由に利活用することがで、新事業や新サービスの創出や、国民生活の利便性の向上が期待されます。
もちろん、従来の個人情報の取り扱いは、より厳しくなりましたので、今回の法改正は、むしろ、遅すぎた感もあります。
まさしく、法整備面からもビッグデータ活用の時代に入ったと言えそうです。
いかがでしょうか。
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