2017年05月07日

インフラ投資で日中綱引き

横浜市で開かれていたアジア開発銀行(ADB)の年次総会が今日、閉幕しました。

意外に注目されたのは年次総会を舞台にした日本と中国の各国への綱引きです。

日本主導で50年にわたりアジアの成長を支えてきたアジア開発銀行(ADB)ですが、新たに中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)がライバルとして登場したからです。

中国は総会での演説でも「一帯一路」への支持を求め求心力を高めるのに余念がありません。

この一帯一路の「一帯」は、中国から中央アジアさらには西アジアにつながるシルクロード経済ベルトとも呼ばれている地域。

一方、「一路」は中国から南シナ海、インド洋、アラビア海を経て地中海に至る海上交通ルートのことで、「海上のシルクロード」あるいは「真珠の首飾り」とも呼ばれています。

つまりは、中国を真ん中にして、ぐるっと取り巻く巨大な経済圏を構築したいとの意向が見えてきますね。

成長著しいアジアのインフラ需要を狙ってインフラ投資資金は、鉄道や空港などの建設など新興国にわかりやすい支援でもあり、また、その国への影響力に直結するのです。

ただ、アジア新興国にとっては、どの国のプレゼンスが増そうが関係ないこと。

両者が協調して進められないかと思うのは私だけでしょうか。
posted by ネット田中 at 17:41| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士の国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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