2013年06月08日

本屋大賞

妻が読み終えた本で、これ面白いわよと、勧められ読んだ本が百田尚樹さんの「海賊とよばれた男」でした。

実に面白く上下巻をあっという間に読み終えました。

ストーリーの紹介はさておき、興味を引いたのは帯びに書かれた本屋大賞受賞の文字です。

そこでチョット調べてみました。

本屋大賞は読者の感覚に近い書店員が選ぶのが大きな特徴です。

時代小説や推理小説などの大衆文学の本を対象とする代表的な文学賞と言われる直木賞との決定的な違いは、ここにあるようです。

書店員なら誰でも投票でき、面白かった本やお客さんに勧めたい本を3作選んでインターネットで投票します。

投票数が多い順に10作品がノミネートされ2次投票が行われます。

2次投票は、ハードルが高く、全作品を読んで感想を書きベスト3の順位を付けて投票となり大賞が決定するのです。

このように本屋大賞は、作家が選ぶ文学賞の選考結果が、読者の関心と遠くなってきたと感じていた書店員の読者目線の大賞なのです。

是非読んでほしい本が文学賞に選ばれないとの不満を持った書店員達が自ら賞を作ろうと始められました。

たくさんの本の中から、お勧め本として紹介いただく本屋大賞は非常にありがたいと存在なのです。

ところで、10年目を迎えた今年の本屋大賞受賞作「海賊とよばれた男」ですが、実在の人物をモデルに戦前前後の激動時代をリアルに描かれた作品となっています。

自信を持ってお勧めできる一冊ですので、まだの方は是非お読みください。

ラベル:書評 文学
posted by ネット田中 at 11:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士の書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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