2012年12月20日

プライベートブランドという流通革命

イオンの「トップバリュー」にセブンイレブンの「セブンプレミアム」、ともにプライベートブランドと呼ばれるものですが好調に売上が拡大しているそうです。

消費者にとっては、ナショナルブランドとほぼ同等の品質で安価に購入することができるので人気となるのです。

製造側に視点を移してみると良い点と悪い点が共存しているようですね。

一定規模の受注が確約されることでコスト削減や経営の安定化に寄与しますが、小売側の交渉力が強くなりますのでどうしても利益率が低くなります。

次にプラベートブランドを企画する小売業者側に視点を変えると見える姿がやはり違ってきます。

良質な商品を大量に製造・販売できるうえ、卸業者が抜けることで中間コストを削減できるメリットがありますが、反面、大量に商品を抱えることから売れ残りのリスクを一手に負わなければなりません。

ただ、消費が冷え込む中で、商圏や店舗の特性に応じ、ターゲット顧客に合う商品を企画することで、新たな需要を作りだしているのです。

そういった小売業の中でもお馴染みのコンビニのプライベートブランド化は目を見張るものがあります。

たとえば総菜カテゴリーにはパウチに入った小容量の惣菜は、単身世帯の増加や主婦層の時短志向を背景に伸びておりチルド棚には、プライベートブランドの総菜が一面に並べられています。

製造、卸、小売を川上から川下へモノが流れると昔は言われてきましたが、情報は川下から川上へ流れているようです。

消費者の嗜好をキャッチし、売れるモノづくりに展開するプライベートブランドの進展は、まさしく新たな流通革命の目玉と言えそうです。

ラベル:診断士 経済
posted by ネット田中 at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士の経済問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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