警察小説が大好きな私としては、わくわくして読みはじめ、あっという間に読み終えました。
さすが!面白い!
横山秀夫さんの作品ですと久しぶりの感じがするのですが、過去にも、「半落ち」や「第三の時効」など警察小説の名作を思い出します。
本作は、「影の季節」「動機」「顔 FACE」に続く“D県警シリーズ”の4作目となるそうです。
主人公の三上義信はD県警広報官で仕事内容としては主に新聞記者への対応なのですが、この間のリアルな人間関係の描写が物凄い迫力で圧倒されました。
刑事部と警務部の確執、広報官と記者の確執、キャリア官僚とノンキャリとの確執、三つ巴の確執に14年前に起きた未解決誘拐殺人事件(コードネーム64)が絡んで最後はあっと驚く展開に。
これ以上は書けません!是非買ってお読みください。
横山秀夫さんファンはもちろんですが、警察小説が好きな人なら、ご満足いただけると思います。
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