セルフケア、ラインケア、事業所内産業医ケア、事業所外の機関によるケアの4つです。
3つ目の産業医を抱える企業は大手企業ですので、中小企業者には少し難しいと思われます。
セルフケアは、自分の心の健康を自分で管理すると言うことです。
そのためには、まずはストレスに対する正しい知識が必要で、続いて、気づきと対処の取り方や相談行動がとれることが大事なのです。
特に相談行動です。
自分で抱えてしまわず、誰かに相談することが肝心です。
中小企業においても実行可能なのが、ラインケアです。
ラインとは職場の上長のことです。
管理監督者は、メンタルヘルスの正しい知識を身につけ、部下の健康管理も通常業務に含まれる仕事の一つと認識すべきなのです。
先のセルフケアで相談行動が大事だと言いましたが、職場上司は最も身近な相談者となるできです。
昨今の世相で、核家族化が進み、独身者や単身者が増える中で、相談相手が意外といないのが現状ではないでしょうか。
健康な職場は、最終的には必ず企業の収益にも好影響をおよぼすものと考えて、中小企業においてもメンタルヘルスケアへの理解が進むことを願うのです。
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