2011年05月02日

心の病の増加背景

企業側から見た、心の病の増加原因には、人間関係、本人の資質、仕事上のトラブルが上げられています。

この見方も間違いとは言えませんが、より客観的に社会的背景から見ると少し原因が違って見えてきます。

社会的背景の1番目は、雇用形態の変化です。

ご存知、日本的雇用の三種の神器は、年功序列、終身雇用、企業内組合ですね。

これに代わって登場したのが、欧米を参考とした成果主義です。

ここでは、成果主義の善し悪しは別とし、その影響についてのみ触れておきます。

成果主義は、適切な評価とフィードバックがあれば、適度なストレスとともに社員の育成にも役立つと考えられています。

大事なのは、適切な評価とフィードバックなのですが、これが全く機能しなかった場合に悲劇がおきるのです。

日本の有名企業にも成果主義を取り入れて大失敗した事例が多くあります。

根づいていない、訓練されていない中で、従来からの転換は、よほどの準備と練られた施策が必要なのです。

一般的には、成果主義の失敗例を「ゆがんだ成果主義」と呼んでいます。

ゆがんだ成果主義により、企業内自殺者数が数倍になった事例もあるそうです。

成果主義を否定する必要はなく、企業の個性に合わせ、順応しながら徐々に取り入れることが成功への一歩と言えそうです。

posted by ネット田中 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士の会社生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック