COP10に続いて、明日7日からAPEC(アジア太平洋経済協力会議)が横浜で開催されます。
21の国のトップが集まると言うことで、主催する日本側も厳戒態勢です。
APECは、その名の通り、太平洋を囲む国々が経済問題を話し合う首脳会合です。
その意義は大きく、世界の貿易規模の約4割を占める経済圏ですから、世界への影響力も大きいのです。
また、今年の会合は、節目の年としての意義もあるんですね。
94年にインドネシアで開催されたAPECで、自由で開かれた貿易および投資の達成期限を決めました。
その期限が、先進国2010年で途上国が2020年です。
その2010年にあたる今回のAPECで検証されると言うわけです。
ちなみに、達成期限の国は、日本、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの5カ国です。
アジア太平洋の国が自由な貿易を目指す本会議の決議は、全員一致が原則となっています。
ですから、どうしても細かい内容を定めると言うより、スローガン的な意味合いが強いのです。
できることからできる範囲で誠実に実行する。
これがAPECのモットーとか。
日本にとっては、海外とのギクシャクが続くタイミングでの開催ということで、挽回の良いチャンスではないでしょうか。
2010年11月06日
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