外資系のコンサルティング会社の入社試験でよく出題されるフェルミ推定の問題です。
説や推定を積み重ねて、おおよその概数で計算する方法を『フェルミ推定』と言います。
昔、マイクロソフトの入社試験に採用したことから、世界的に有名になりました。
日本では、『地頭力』という呼び名で紹介されましたね。
もともとは、イタリア生まれのノーベル物理学者のエンリコ・フェルミが亡命先のアメリカの大学で学生に出した問題が発祥でこの名が付けられています。
しかし、この考え自体は、マーケティングやビジネス分野では、もともとよく使われていました。
一見つかみどころが無い問題でも、論理的に仮定を組み立てていくと解答にたどりつきます。
記憶力が頭の良さの尺度としてきた、日本の教育にも影響あるかなと、考えさせられます。
ところで、先の問題ですが例解を示します。
1機あたり約300人の乗客で搭乗率が8割、発着飛行機便が1時間当たり45便で1日18時間とすると、約18万人となります。
ただし、第4滑走路が稼働し、24時間化が進むと格段に増えることは、直感的にわかりますね。
フェルミ推定の素晴らしいところです。
【関連する記事】