アルボムッレ・スマナサーラというスリランカ人の仏教長老が書いた本です。
何気に平積みされている、この本のタイトルに魅かれて読み始めました。
人は(私自身)年中、何かに怒っていますね。
この本では、怒らない人は、幸福を得る。と明快に説きます。
その理由が、とても論理的で納得感があるんですね。
怒りについても、詳細に分析していて、数種類に細分化し、その違いと対処法が書かれています。
自分が何かに怒って、一番損をして不幸になるのは、自分自身なんですね。
何か、読み終わった後、自分の怒りについて冷静に分析するようになりました。
ストレス解消法などのノウハウ本がたくさん出ていますが、人間関係に悩んでいる人、ストレスの多い人には、是非、読んでいただきたい一冊です。
仏教の教えにも若干ふれていて、続本の「怒らないこと2」では、自我はないと説きます。
ここまで来ると、若干難解で、そんなものかな〜という印象を受けます。
でも、難しいテーマに係らず個々の説法にこだわらずに読み進めれば、スラスラ読めるところが人気の秘密ではないでしょうか。
怒りっぽい人には、是非お勧めの1冊です。
アルボムッレ・スマナサーラ著 「怒らないこと」 サンガ新書 ¥700.です。
安い!!
【関連する記事】