『行動の構造』という本を書いたのですが、我々の習慣や学習について興味深い答えを提示しました。
例えば、外部からの刺激を受けると、脳にある「ニューロン」が発火し、ニューロンの発火が「シナプス」を通じて別のニューロンへ次々と伝達されて最後に「行動」が起こるのです。
これが繰り返されると、伝達効率が良くなり、長期記憶や習慣となるのです。
ニューロンの伝達効率がよくなって、はじめて習慣が身につくんですね。
年を重ねるごとに判断力は増しますが、記憶力は衰えます。
資格学習をはじめ、いろんなものを学習しようという気持ちは、年とともに衰えるのでしょうか。
中小企業診断士の1次試験が昨日ありましたが、毎年、60歳代を超える受験者がいます。
学習習慣は、結して年とともに衰えるものではなく、好奇心豊かに楽しめる人の個性に寄るところが大きいと感じます。
習慣は、よく、印象の強さ(インパクト)×回数と言われます。
印象の強さは、まさしく楽しむ強さだと思うのです。
何歳になっても、楽しく学べる自分でありたいと願うのです。