中小企業診断士などの士業者が無報酬で行なう公益活動を「プロボノ」と呼んでいます。
もともとの発端は、アメリカの法曹協会が弁護士に年間50時間以上のプロボノ活動を行うことを推奨したことから始まります。
日本でも第二東京弁護士会が会員に社会貢献を義務付けています。
それが法曹界から士業を中心とした専門家や一般企業に働く人達にも広がってきたのです。
プロボノの語源はと言うと、ラテン語で「公共善のために」を意味する、プロ・ボノ・プブリコから来ています。
活動の典型的には、弁護士の無料法律相談や無料弁護活動が挙げられ、やはり専門的能力をいかすところが他の公益活動(ボランティア)との違いであり特徴と言えます。
中小企業診断士が専門領域の中小企業に対する経営支援をする場合にも、プロボノの仕事は山のように眠っているはずです。
プロボノをする人たちは、社会貢献に興味があったり、感謝される仕事がしたかったり、人脈や経験を広げたかったり、動機は様々なようです。
プロボノで中小企業診断士と社会がもっと親しみやすく好循環で広がることを願うのです。
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