経営理論と軍事理論は相性が良いのです。
日本で一番有名なのは、ご存知「孫子の兵法」ですね。
近代になって、初めて戦い方を科学したのが、イギリスの航空工学の専門家のランチェスターでした。
このランチェスターは、第1次世界大戦を通じて、2つの法則を発見しました。
第1法則が一騎打ちの法則と言われ、兵器の性能が同じならば、兵士の数が多い方が勝つという法則です。
当たり前と言えば当たり前ですね。
第2法則が確率戦闘の法則と言われ、強い兵力を持つものが勝つという法則です。
これも当然ですね。
日本で初めて紹介したのが田岡信夫さんという経営コンサルタントで、販売における競争戦略として、このランチェスター戦略を紹介しました。
ですから、日本では競争戦略でこのランチェスター戦略が語られるのが一般的です。
この戦略の最大の特徴は、強者と弱者の異なる立場では、取られる戦略も異なることを説いています。
中小企業の競争戦略で、頻繁にこのランチェスター戦略が登場する理由がこのあたりにあります。
しかも、結構、具体的でわかりやすいのです。
弱者は、局地戦で、一騎討ちで、接近戦で、一点集中で、挑めとあります。
先に中小企業の戦略でと書きましたが、大手企業でも、利用されています。
なぜならば、ある市場では強者でも、別の市場では弱者の立場を取ることがありますね。
孫子の兵法は、経営の哲学として、ランチェスター戦略は、経営を科学した点で今でも広く浸透しているようです。
2010年06月20日
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