ダニエル・カーネマンというアメリカのノーベル学者が提唱しました。
この人、専門分野は経済学と認知科学を統合した行動ファイナンス理論で、アメリカの心理学者であり行動経済学者なのです。
この理論はビジネスや実生活でも生かされている、とても面白い理論と言えます。
たとえば映画などでも、強く記憶に残るのは、最高の見せ場のシーンと、最後のラストシーンですね。
終わりよければすべてよし、という諺がありますが、確かに当たっています。
他にも実生活の中で事例がたくさんあります。
例えばデートです。
散々なアクシデントだらけのデートでも、最高潮に盛り上がる1シーンと最後の別れの場面で良い印象があれば、それが、全ての記憶となるんですね。
逆も真なりで、どんなに途中経過が良くても、最後を誤ると最悪の印象に代わってしまいます。
ビジネスシーンの例で言えばメールや接待会食、商談交渉などがあげられます。
好印象を残しながら、自分と相手のつながりを強くするには、最後のエンドが大切であり、そのピークには感動を与えるサプライズが必要なんです。
印象が薄いと言われる方や頑張っているのに成果につながらなとお嘆きのビジネスマンの皆さんに提案します。
このピーク・エンドの法則を念頭に置いてコミュニケーションの方法やストーリーを組み立ててみてはいかがでしょうか。
【関連する記事】