中小企業診断士の資格を取得しても、その資格維持には継続的な勉強や自己研鑽が必要で、制度としても高いハードルを課しています。
その一つが、理論更新研修の受講です。
毎年1回、5年で5回の受講とあいなります。
さて、どこで受講するかと言うと、診断協会での研修が受講者数では圧倒的でしょうね。
ただ、研修内容でいうと、ハッキリ申し上げて協会東京支部の研修はお勧め出きません。
お勧めできないと理由を言葉で表現するには難しいのですが、実体験で紹介します。
大会場に120名、1テーブルに3名がギュウギュウ詰め状態、講師はご老人か、協会幹部が行っていて、何の熱意も伝わらない、内容も正直?状態です。
最前列で受講していた私、講師が冗談まじりに寝たい人ももう少し我慢してくださいね。と話しています。
後ろを振り返ると、ほぼ全員が寝ているのです。
120名の大会場で全員寝ている場面を想像してください。これが事実なのです。
私は誓って誹謗中傷を意図していません。
協会幹部にも実態を知っていただき、改善してほしいのです。
という事で、何も知らなかった当初2年目の2回までは協会の理論講習を受講していましたが、3年目からの3回は全て他受講機関で受講しました。
その5回目が昨日の「株式会社あきない総合研究所」での受講です。
受講記録と感想を少々。
研修の主テーマは「起業支援」です。
理論研修と言われるくらいですから、知識中心、理論中心の勉強かと思いきや、講師(社長)の体験談、経験談のオンパレードなのです。
その内容が実に面白いのです。
話にのめり込んでしまい4時間の研修があっと言う間に終わってしまうのです。
でも、面白さだけではなく、さすが、診断士としての要点もビシット押さえているんですね。
例えば、ブラディングの話がありました。
国は地域活性化に向けて農工商連携を推進しています。
農工商連携には地域ブランドの育成が必要と大事と言われています。
ブランドとは何でしょうか?
講師(社長)いわく、誇りと物語だと。
ブランドは、商品を買うのではなく、商品に込められた物語を買うのです。
そして、その物語は、かかわる全ての人の誇りなんだと。
詳しくは、是非、受講を。
料金も協会より格段に安く、内容は料金の数倍の価値ありです。
2010年05月16日
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