2010年03月28日

直接雇用みなし制度

いよいよ派遣法が改正されそうです。

偽装請負とか派遣切りとか、とかく話題になりました派遣制度も大きく変わります。

今回の改正法案で注目すべきは、直接雇用みなし制度なんです。

この制度は、簡単に言うと、派遣社員に違法な働き方をさせた会社(派遣先)は、うちの会社の正社員になって下さいとその派遣社員に申しこんだと、みなす、制度です。

派遣社員は、断ってもいいし、正社員になってもいいのですから、派遣社員側にデメリットは無さそうです。

そもそも、発端は、減らない違法派遣の存在があるのです。

派遣なのに請負と偽ったり、期間の制限を超えたり、そもそも禁止されている業務で仕事をさせたりしています。

減らない理由には、いろいろありますが、大手企業はともかく、中小企業事業者に多いのが制度の無理解のようです。

ようは知らなかった。というのが実情のようですが、だまされた以外は許されるものではありません。

この制度の実効性高める点で評価できるのが、雇用時の労働条件ですが、派遣元と結んでいた契約と同じになります。

そりゃ、雇用はするが、給与は今の半分ね、なんて、とんでもありませんからね。

企業の負担と労働者の権利がぶつかり合う法案だけに、もう少し話題になってもいいのでは思うのですが、いかがでしょうか。

posted by ネット田中 at 14:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士の中小企業問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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