2009年08月22日

サンクコスト

サンクコスト(sunk cost)は、経済学用語で埋没費用と訳します。

企業の行動でも、個人の行動でも、合理的な行動をとるための重要な概念なんでね。

個人レベルの事例で、貴方は、見たい映画のチケットを無くしました。

再度、購入して見ますか?

このポイントは、1800円の映画に貴方が幾らの価値を感じているかにかかっています。

無くしたチケット代金1800円はサンクコストです。戻ってきません。

1800円以上の見る価値があると判断すれば、もう一度チケットを購入するわけです。

サンクコストと個人(企業)行動で重要なのは、サンクコストを抱えると意外と合理的な行動をとれないという点にあるんです。

企業行動を例に取るともっとわかりやすいと思います。

ホテル建設に着手しました。総投資予算は10億円でリターンが12億円見込めます。

着手しましたが、不況の波が押し寄せ、リターンが8億円しか見込めません。

やめれば良いのですが、すでに着手した費用が2億円でサンクコストになっています。

わかっちゃいるが、止められない。

予想リターンを強引に水増ししても、建設を続行するんですね。これが。

企業行動は、まだ、監視体制がしっかりしていますので、合理的な行動を取るケースがほとんどですが、自治体の公共事業は、もう、論外という事例が山と見受けられます。

何年もかけて、建設した、道路やダム、すでに数百億円かけて、いまさら止められるか!と政治家さんは平気で言うのです。

でも、数百億円捨てた方が、経済合理性にかなっているんですが。

どうしたものでしょうか。
posted by ネット田中 at 12:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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