この話を聞くと思い出すのが、昔の古いアメリカ映画で「12人の怒れる男」です。
素行の悪い黒人少年の殺人事件、審理が終了し、陪審員12名が陪審員室に入り評決を出します。
11名が有罪、1名が無罪、全員一致が必要です。
正義感、無責任、偏見、等々、人間社会のどこにでもある縮図が、狭い陪審員室で展開されます。
後にリメイク版もでた、名作中の名作です。
日本の裁判員制度は、裁判員6名とプロの裁判官3名で量刑まで決めます。
アメリカの陪審員制度は、一般の陪審員12名で有罪か無罪かを決めて、量刑は裁判官が判断します。
どちらも、司法の場で国民自ら、その判決を決定する点は共通していますね。
日本の裁判員制度はヨーロッパ型でフランス、ドイツ、イタリアなどで採用されています。
アメリカの陪審員制度は、お隣の韓国や香港、イギリスで同制度となっています。
ようやく日本の司法制度も世界標準レベルになったかなと思うのです。