2009年05月07日

閾値(いきち)と幸福度

閾値(イキチと読みます)は、人間が感じることができる最小値です。

人は慣れると、この閾値が高まります。(感じる最小値が上昇するという意味です)

昔、お肉は特別な日にしか食べらえませんでした。

一杯の白いゴハンがとても美味しく感じました。

良質で安価な物があふれる現代では、閾値は過度に高まっているのです。

経済不況の中、政府はなんとか国民にお金を使わせよう、物を買わせようと、大型の予算を組み消費のテコ入れにやっきになっています。

経済成長率なるものをモノサシとしてです。

消費者が、もし、本当に必要な物を賢く選択して消費しているのなら、それが悪いことなのでしょうか?

経済成長率の伸びが人の幸福度の伸びに比例しているのでしょうか?

以前のブログ(下記URL)にも書きましたが、日本国民の幸福度の実感は世界各国と比較しても、とても低いのです。

http://shindansi.seesaa.net/article/118007342.html?1241590332

閾値と幸福度は、逆相関関係にあります。

これからは、個々人の閾値に応じて必要なものを買う時代になったと感じるのです。

いかがでしょうか。
ラベル:診断士 経済 資格
posted by ネット田中 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士の経済問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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