2009年04月15日

製品ライフサイクル

診断士の受験者には、お馴染みの理論を紹介します。

マーケティング論に「製品ライフサイクル理論」なるものがあります。

5段階のステージを歩みながら製品寿命を終えるとする法則ですね。

導入期 -----> 成長期 -----> 競争期 -----> 成熟期 -----> 衰退期 となります。

問題は、成熟期の企業戦略に米国と日本とは差があるように思うのです。

一般的には、この時期は設備投資をせずに利益の刈り取りに専念し、次の製品(事業)に投資を移します。

米国の多くの企業は、この戦略をとります。

記憶の中で言うと、IBMがパソコン事業を中国レノボ社に売却したのを思い出します。

日本企業は事業が成熟しても研究開発投資を止めずに技術力で脱成熟を目指す傾向があります。

白黒テレビがカラーテレビに移行し薄型テレビ移行したように成熟したテレビという製品にも投資を惜しまずイノベーションに立ち向かうのです。

どちらが良い悪いの話では無く、企業の長期戦略では、日米に違いがあると言いたいのです。

今、米国では成熟期に達したと思われる自動車産業が窮地にあります。

日本の自動車産業が、まだ、窮していないところを見ると成熟した製品のイノベーションという意味では日本が優れているのでしょうか?
posted by ネット田中 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士のビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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