2009年04月12日

診断士が見た上司と部下

4月の新年度に入り、企業では組織改変も、この時期に頻繁に行われます。

必然に、新たな上司、部下の関係が生まれますが、驚くべき調査結果があります。

90%の新上司は、5日以内に部下を、できる部下(内集団)とそうでない部下(外集団)に分類するとのことです。(注)無意識にです。

判断の期間があまりに短いことからも、誤解や間違いの可能性が極めて高いのですね。

間違ったレッテルを貼られた部下が上司の自分への見方を変えるのはとても難しいのです。

さらに、この問題は、負のスパイラルを生むのです。

良識を持った善意の上司は、外集団に対して助けよう、教育しようと考え、具体的に指示を与えはじめます。

結果を入念にチェックし、トラブルが起きそうになると、即、手をさしのべます。

部下は、上司から頭を抑えられて窮屈な状態であると意識します。

自由な裁量で仕事をする内集団と上司の強い監視下におかれた仕事をする外集団は、ますますパフォーマンスに差が生じてしまうのです。

これが、とても活力あふれる部下がダメ部下になる瞬間です。

上司が代わった途端、エース社員が極端に成果がさがるのは、このせいなのです。

診断士資格を会社で生かす方法の一つに客観視力(←私の勝手な造語です)があります。

上司の資質の一つとして必要なのは、自分を客観視できるかにあります。

上司は、まず、自分の癖や仕事観、価値観を認識した上で、無限に可能性を秘めた存在として部下を見ることから始めるべきと私は思うのです。


posted by ネット田中 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士の会社生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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