2009年01月10日

製造小売業SPA

この不況の中、躍進を続けている企業があります。

今日の新聞紙面でも紹介があり、前年対比16%の増益だそうです。

低価格高品質でファッション性も高いことで人気のユニクロです。

私が4年前の診断士試験でSPAとは?という設問があったことを記憶しています。

SPA(speciality store retailer of private label apparel)は小売業が商品の原材料調達から製造まで手がけてオリジナル商品の開発を行い、自社で販売する方法を言います。

起源は、やはり、アメリカです。

1968年にアメリカ最大手のアパレル会社のGAP社が定義しました。
SPAを直訳しますと「独自ブランドで特化した専門店を営む衣料品販売業」となります。

ですから、SPA=製造小売業という意味で紹介するのは少し違和感がありますね。

ところで、小売業が製造まで行なう。逆に製造業が小売にまで展開することを「業態転換」と言います。

業態転換は企業革新の方法として注目されています。

しかし、デメリット(リスクが正確かな?)も大きいのです。

例えば、先のアパレル業界で言いますと、衣料品メーカーで製造された商品は衣料品店などで委託販売されるのが主流。
多めに仕入れて売れ残りは返品するという商習慣が一般的なのです。

つまり、売れなかった時のリスクを軽減できます。

SPAは売れなかった時のリスクを100%負うことになります。

ですから、SPAのように、ただ、業態転換すれば良いというわけにはいかないことは、お分かりいただけるかと思います。

さて、本ブログのテーマである、中小企業に焦点をあてますと、実は、製造小売業は、もともと中小企業の十八番なのです。

例をあげますと、街の商店街に見られる、お豆腐やさんです。

早朝から原材料の大豆から豆腐を造り、販売していますね。

これも製造小売業です。

緻密に?(または経験則から)需要予測をし、原材料を仕入れ、顧客の好みの豆腐の種類を分析研究し、嗜好にあった商品を製造し店頭に並べます。

根っこは、大企業のオペレーションと何ら変わらないのです。

新業態として俄然、注目を浴びている「製造小売業」ですが、勝機は意外と大企業ではなく、ニッチな顧客のニーズを把握できる中小企業にあるのではないかと思うのであります。

皆様いかがでしょうか?
ラベル:診断士 資格 経営
posted by ネット田中 at 14:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士の中小企業問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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