時代は変わり、ITの進展に伴って、インターネットやグループウェアなどを駆使し、いつでも、どこでも仕事ができる環境が整いつつあります。
昔ながら存在していた、持ち帰り残業ですが、これらを背景に近年、急激に増えており社会問題化しております。
最も大きな問題は、持ち帰り残業は「仕事」なのか。
自宅で残業をしていても、必ず仕事と認められるわけではありません。
労働時間とは、使用者の指揮命令下に置かれている時間、をさすからです。
労働者が自ら仕事を持ち帰った場合は注意が必要となります。
上司の指示があったのか?
指示が無くとも事実上黙認されていたのか?
客観的に就業時間内にこなせない仕事量だったのか?
などが判断材料となります。
長時間の自宅残業を強いられ、体を壊しても、労災補償の適用が受けられない可能性があります。
ポイントは証拠を残すこと!
家族の証言だけだと、まず、否認されます。
パソコンに履歴を残したり、手帳に記録を取るなど、なんでも良いから証拠を残して防衛策を講じるべきです。
会社は、残業の廃止や縮小をうたい、ノー残業デーなどを決めて帰宅させます。
でも実態は、仕事自体が減るわけではなく、持ち帰り残業に至るケースが多く見られます。
また、この持ち帰り残業の特徴は、仕事が忙しい人ほど、責任感が強く、真面目な人ほど陥りやすい傾向にあります。
皆さん くれぐれも仕事は、ほどほどに!
2008年10月03日
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