所属する、さいたま総研では、このテーマの研究会を発足させ中小企業支援にも生かそうとしています。
まずは、研究テーマの整理として記事しました。
1.SBTの到達イメージ
4.2%/年以上の削減を目安として、申請時から5年〜10年先の目標を設定する。
2.企業がSBTに取組むメリット
パリ協定に整合する持続可能な企業であることを、ステークホルダーに対して分かり易くアピールできる。
3.SBT設定基準
・企業全体(子会社含む)*のScope1及び2をカバーする、すべての関連するGHGが対象
・目標年は申請時から最短5年、最長10年以内
・目標水準は、世界の気温上昇を産業革命前と比べて1.5℃以内に抑える削減目標を設定しなければならない
4.SBTが削減対象とする排出量
・サプライチェーン排出量(事業者自らの排出だけでなく、事業活動に関係するあらゆる排出を合計した排出量)の削減
サプライチェーン排出量=Scope1排出量+Scope2排出量+Scope3排出量
Scope1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
Scope2 : 他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
Scope3 : Scope1、Scope2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)
以上 個々詳細は次回に。