2018年06月16日

世界一厳しいGDPR

GDPRは、EUでの一般データ保護規則(General Data Protection Regulation)のことで、世界で最も厳しい個人情報保護ルールなんです。

これによってEEA(欧州経済領域)から域外への個人データの移転は原則禁止となります。

罰則も強烈で、最高2千万ユーロ(約26億円)か、全世界の売り上げの4%という厳しい制裁金が科されます。

また、GDPRは企業規模を問いませんので、大企業は、なんとか対策がとれたとしても、中小企業には厳しいですよね。

グローバルにビジネスを展開するような大企業であれば、GDPRに対応しないという選択肢はないでしょうけど、中小企業でも、欧州でビジネスをするなら同様です。

悩ましいのは、欧州の割合が、低い企業は、投資対効果が見込めないんで、いっそ、欧州市場から撤退もと考えるところですが、話はそう単純ではありません。

例えば、ネットビジネスで「EUにいる人はお断り」と告知したり、会員登録要請があっても拒絶するのか(一例ですが)という課題が見えてきます。

中国のサイバーセキュリティ法や、ロシアの個人データに関するロシア連邦法など、欧州以外でも個人データ保護法制の強化は進んでいることから、たとえ、GDPRから逃れられたとしても、世界中で進む個人データ保護法制強化の潮流からは逃れられないのです。

個人情報の適正な管理については、中小企業も着実な対策が求められます。
ラベル:個人情報 診断士
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2018年06月11日

定年は挑戦のはじまり

サラリーマンも中年になると物事すべてに慎重になりリスクを避けようとします。

何事も果敢に挑戦してきた若かりし頃が懐かしく思えるくらいです。

人は、なぜ、年を重ねるごとに慎重になるのか?

私の答えは、守る者が多くなったから、と思うのです。

独身の頃、どんなムチャをしても、跳ね返るのは自分自身にだけ、守る者は自分ひとりです。

結婚をすると、二人になり、子供ができて三人と増えてきます。

会社では、いつの間にか後輩を指導する立場になり、部下ができれば、評価する立場になって、その人の生活に影響をあたえることになります。

慎重になるのは良いことなんですね。

ただ、守る者が多くて重すぎて、悲しい決断をする人も絶えないのが現状です。

親の介護、家族、会社、地域社会などなど、中年サラリーマンの肩の荷が下りるのは何時のことやら。

そんな中でも、一つの区切りに定年があります。

家庭では子供も大きくなり、会社では一仕事終えることになります。

定年は挑戦のはじまりだと思い、徐々に助走に入る私です。
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2018年06月08日

場を作るコミュ力

昨今は、会社内でも、コミュニケーション力(以後コミュ力)は不足していると言われています。

だからこそなのか、企業が求める人材像のトップ群が「コミュニケーション能力の高い人」となっています。

単純作業や定型的な仕事が減り、専門知識など「知識労働者」が主体となって分業し、それぞれの専門分野で「協力して」一つの仕事を完遂させるようになったからのようです。

コミュ力がなければ、仕事にならないというのが企業の現状のようですね。

コミュ力とは、相手の話をよく聞き、自分の伝えたいことを正確に伝える能力と言われていますが、会社で求められる能力には、『場を作る力』です。

一人じっとしていては、コミュニケーション自体発生しません。

受動的に相手からの話しかけもありますが、自らの発信で会話の場を作ることが重要なんです。

コミュ能力というと、すぐに、会話テクニックを想像される方も多いのですが、会話の土台の場を作る力自体が能力といえます。

希薄な人間関係が叫ばれる昨今ですが、今はこの”場を作る力”が必要とされる時代ではないでしょうか。
ラベル:診断士 会社
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2018年06月03日

働き方激変時代の幕開け

昨日は、診断協会で働き方改革の研修を受講しました。

専門家派遣業務の専門員向け研修ですが、14:00〜21:30まで法規・補助金・事例・ワーキングと幅広い研修です。

ここでの研修の最大の話題は、先週末の歴史に残ると言われる最高裁判決でした。

この内容を少し紹介します。

最高裁で2事件について判決が下されました。

ひとつは、運輸会社に勤める嘱託社員が定年退職後の再雇用で賃金を減らすのは不当と訴えた『長澤運輸事件』です。

まったく同じ仕事を継続して続けているのに賃金大幅減は不当だ!という主張で、なるほど気持ちはわかりますね。

同一労働同一賃金の問題です。

性質が同じ、もうひとつの事件が、物流大手の『ハマキョウレックス事件』です。

先の事件との違いは、訴えたのが契約社員です。

正社員と全く同じ仕事をしているのに手当を中心に格差があるのは不当との主張です。

結論は、前者が敗訴、後者が勝訴となりました。(敗訴、勝訴は実態としての意味で)

特に後者のハマキョウレックス事件では、6種類の手当のうち住宅手当を除く5種類について支払うようにとの判決です。

この最高裁判決は、「同一労働同一賃金」を目指す政府の対応や企業の賃金制度に大きな影響を与えることは間違いなさそうです。

なぜかと言うと、多くに企業(特に中小)が、この判例をもとにすると、アウトだからです。

働き方激変時代の幕開けになりそうです。
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2018年05月27日

クレーム・コンサルタント

昨日は、東京都診断協会城西支部の総会(通称;城西ジャンボリー)がありました。

第一部の講演が谷厚志(たに あつし)さんの『クライアントの心をつかむ!顧客満足度を高める秘訣』というタイトルでクレーム対応実話です。

軽妙な語り口と笑いを交えた、とても素晴らしい講演です。

この谷さんですが、タレント業からサラリーマンに転身され、なんとリクルートのお客様相談室で2000本以上のクレーム対応に接し、いまや、クレーム対応コンサルタントとして活躍されています。

明石家サンマさんのTV番組にも出演されているとのことです。

このクレーム対応ですが、中小企業診断士のコンサル業務にも、正に、通じる内容です。

お客様からのクレームは『アドバイス』と説きます。

お客様の事情、背景、なりたかった姿を聞き取り、理解することで、クレーム対応から逆にファンを増やすことができます。

実は、企業にとって一番怖いのは、声に出さない、サイレントクレーマーです。

クレームを受け入れる姿勢こそが大事。サイレントクレーマーは、そっと、その企業を見限からです。

講演中に本を買いましたので、ご興味のある方は、どうぞ。

谷厚志 著 日本実業出版社 『超一流のクレーム対応』

https://bookcierge.jp/超一流のクレーム対応/

posted by ネット田中 at 10:51| 東京 ☀| Comment(0) | 診断士の協会活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする