2017年06月25日

協調性と社交性

新入社員が研修とOJTを終え、我が職場に正式配属されて来ました。

新しい仲間が増え、人付き合いも多くなるかと思い、協調性について一言申し上げます。

協調性と同義語に思える社交性というのがありますね。

協調性と社交性、一見、同種の意味に捉えそうですが、大きな、違いがあると思うのです。

同じ方向に向かって集中するのが協調性で、社交性は同じ方向性に集中しません。

学校の校長は、「全校一丸となって」と言い、会社の社長は、「全社一丸となって」と言います。

一丸となる時は、協調性を求められます。

でも、少し考えると怖いですね。

目標に向かって一丸となるのは良いのですが、間違った方向に一丸となったら、どうすうるの?と思うのです。

本当に一丸となるべき時でこそ社交性が必要となり、はみ出した人間、多様な人間の集まりが強みを発揮します。

今の時代、どうも、人に協調性を求めすぎる傾向が強いと感じるのですが、新入社員の方の最初の壁は、仕事そのものより人間関係かなと思います。

協調性と社交性をバランス良く。

では、新入社員君。一杯行きましょうか。
タグ:会社 診断士
posted by ネット田中 at 08:31| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士の会社生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月24日

中小企業と個人情報

改正個人情報保護法が施行されて1か月弱ですね。

以前にも当ブログで「個人情報とビッグデータ」と題して記事にしています。

http://shindansi.seesaa.net/article/449944829.html

でも、ちまたでは、あまり認知されていないような。(あまりニュースで話題にならないからかな?)

関係の深い(影響の大きい)、中小企業でさえ認識が低いように思うのは気のせいでしょうか。

今回の法改正のポイントは2つあって、ひとつは、個人情報を使いやすくしたことで、ふたつ目は、より厳格にした点です。

より厳格にというのは、従来対象外であった5000人以下の取り扱い事業者の規定を撤廃したんです。

ですから、一部例外を除いて全ての中小企業事業者が個人情報保護法に則り厳格に管理運用が必要になります。

ちなみに、自治会が集める町内会名簿なども対象となりますから注意が必要です。

事業者が守らないといけないルールは4つです。(超簡単おさらい)

@ 個人情報を取得したり、利用したりする時のルール
  利用目的を本人に知らせなさいということ。

A 個人情報の管理に関するルール
  盗まれたりしないよう、ちゃんと管理しなさいということ。

B 個人情報を他人に渡す時のルール
  本人の了解を得なさいということ。

C 本人から個人情報の開示を求められた時のルール
  本人から申し出があれば、ちゃんと応じなさいということ。、開示や訂正や利用停止など。

今回の改正でもう1点重要なポイントがあります。

監督権限が各分野の主務大臣にバラバラにあったのを『個人情報保護委員会』というのを新設し一元化したんですね。

何かわからない点があったら自治体の役場に問い合わせるのも一つですが、当委員会のホームページにアクセスしてみてください。

https://www.ppc.go.jp/personal/chusho_support/

とっても分かり易く書かれていますので、心配になった中小企業事業者の皆さん、一度ご参照くだされば。
posted by ネット田中 at 08:50| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士の中小企業問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月18日

中小企業活力向上プロジェクトと仕事の取り方

昨日、城西ビジネス診断士会の例会がありました。

企業内診断士の集まりでテーマにそって会員が発表する、典型的なお勉強会ですね。

今回は、「ソサエティ5.0」「ビッグデータと中小企業」「中小企業活力向上プロジェクト診断事例」の3テーマで、3つ目の活力向上プロジェクトが非常に興味深い内容でした。

中小企業活力向上プロジェクトは、東京都の中小企業支援事業で、いわゆる専門家派遣です。

商工会議所と中小企業診断士が支援要請先企業を訪問し経営診断とアドバイス行います。

興味深いのは、この支援にどうやれば診断士が受託できるかですが、商工会議所の指導員との接点がないと難しいのです。

診断士の方で、よく誤解があるのが専門家登録制度です。

自身のプロフィールと専門分野や実績などを登録する制度で、企業内診断士の方で重い仕事の依頼が来たらどうしようか心配される方がいますが、まず、この登録をしただけでは、100%仕事の依頼は来ません。

今回の発表者は、企業内診断士であり、かつ、商工会議所の指導員との接点もありませんでしたが、とある地区の診断士会に入っていて、商工会議所からXX市診断士会経由でお話があったそうです。

企業訪問での面談時間が約1.5時間で事前準備と報告書作成で、ほぼ2日間程度費やされたそうです。

謝金は、記載しませんが、時給換算で言うと、ちょっと割の良い学生アルバイト程度だそうです。

経験豊かなプロコンの方なら、半日程度で全て終えてしまうそうです。

貴重な体験に会合メンバーも食い入るように話を聞いておりましたが、企業内診断士でも実務にたずさわれる機会があることを知っていただきたいと思います。
タグ:協会 診断士
posted by ネット田中 at 12:57| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士の協会活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月16日

ビンジョナリーカンパニーで巨像も踊る

ビジョナリー・カンパニーという本を読み返しました。

経営コンサルタントのジム・コリンズさんが書いた本ですね。

ビジョナリー・カンパニーとは、その名のとおりビジョンを持っている企業のことで、先見的(ビジョナリー)な企業を指します。

この著者のジェームズ・コリンズさんは、比較対象企業を綿密に分析し、ビジョナリーと称賛される企業の特徴を探ろうとします。

第1作『ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則』、第2作『ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則』があります。

第3作目が、この『ビジョナリー・カンパニー3 - 衰退の五段階』です。

前2作の続編として、前作同様に比較対象企業を設定し分析していきます。

企業は、「ビジョナリー」を目指すわけですが、大抵の企業はなかなかそうはなれませんね。

また、一度は「ビジョナリー」として賞賛された企業であっても、その栄華がずっと続くわけでもありません。

コリンズさんは、強大な企業がいかに衰退するかを示す段階的な枠組みは五段階で構成され、それぞれの段階を順番に経過するとしています。

第一段階「成功から生まれる傲慢」
第二段階「規律なき拡大路線」
第三段階「リスクと問題の否認」
第四段階「一発逆転策の追求」
第五段階「屈服と凡庸な企業への転落か消滅」

衰退への道を歩んでいると分かった時(分からないことも多いのですが)は、規律ある経営慣行を厳守することが必要であると説いています。

この「衰退の五段階」は普段の自分たちの日常生活にも非常に応用が効きます。

FXに投資して、ちょっと儲かると自分は才能があると傲慢になり、投資を拡大して、リスクを顧みず、最後は一発逆転を狙って、奈落へ落ちて行きました。

自分のこういった苦い経験も、なるほど、と妙に感心させられました。

この本ですが、比較対象企業が良く知る企業なので非常にリアリティがありますね。

HPとIBM、たしかに当時、HPのフィオリーナさんという人が脚光を浴びていたのを覚えています。

この本では、IBMのガースナーさんが真逆の地味な人として書かれています。

また、IBMの再建を託されたガースナーさんが「今はビジョンは必要ない」と述べたのに対比してフィオリーナさんの明確なビジョンと猛烈な個性で周りを魅了していくさまに考えさせられるところがあります。

この本を読み終わったあと、さっそく、ガースナーさんの「巨象も踊る」を買いましたよ。

古い本ですが、今にも通用する、大変に興味深い本ですのでお勧めします。

ちなみに、amazonで100円でした。

値打ちのある本でした。
タグ:診断士 企業
posted by ネット田中 at 22:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士の書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月13日

中国科学分野で世界トップ

文部科学省の調査によると、科学分野で中国が4分野で世界トップにたったとのことです。

調査方法は、各国の研究科学論文から他の論文に引用された回数から判断しています。

3年連続の科学系のノーベル賞を受賞している日本が6位と低迷しているのが気にかかるところで、科学技術立国、日本にとっては脅威となり得ますね。

日本もかつて高度成長期の時代に応用技術だけでなく、基礎研究に力を入れてきました。

その時代の投資が今のノーベル賞受賞につながり、産業にも大きな影響を与えてきたのですが、着実に中国も、かつての日本の軌跡を追っているように思えます。

それは、中国の研究開発投資を見ても明白です。

2000年頃の5兆円から2014年には38兆円となっていて、もうすでに日本の2倍、アメリカの46兆円に迫る勢いです。

また、トランプ政権は研究開発予算を大幅に減らす方針を示していますので、投資額で逆転する日も近いかもしれません。

数年後(今年かもしれませんが)には、ノーベル賞が中国に。

日本も投資額では太刀打ちできませんが、知財戦略や高度人材の確保に力を入れるべきと思うのです。

まずは、他の国と比べても低い、科学分野の高度人材への評価や処遇を改善しては、いかがでしょうか。

posted by ネット田中 at 20:54| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士の国際問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする